構文学習編
 「構文とは何か?」などの疑問にお答えします。
Q1
>構文ってなんですか?
構文の定義は実は「曖昧」だと思います。はっきり「こうだ!」とは言えません。
また、構文の勉強は「不要だ」という人もいます。かくいう、私も「構文勉強」というのをしたことはありません。

  英語における「構文」の一応の定義
     ・「複雑で独自の構造を持つ特徴的な型

例えば
I have a pen.
なら、ほとんど何の意識も無く普通に訳せるでしょう。

でも例えば
It is well known that coffee grows in Brazil.
↑この場合はどうでしょう?「パッ」と訳せますか?

一応「構文」というのを意識すると次のように解説されます。
「この文は、『 It that 構文』の英文だ。この It は that 以下だ」
つまり
『It は仮主語の it で、真主語は that 以下』 :It = that 以下

大体、このように解説されます。
で、
It is well known that coffee grows in Brazil.
:It = that 以下

It is well known 「It はよく知られている」
=「that 以下はよく知られている」
=「コーヒーがブラジルで生い茂っていることはよく知られている」
となります。

こういうものを、『 It that 構文』と言います。
例えば、この『 It that 構文』を知っていれば、次に
”It ・・・・・・・・ that ・・・・・・・”
といった英文を見たとき
「あれ?もしかしてこれって『 It that 構文』かな?」
と思うことができます。
(注意!全ての”It ・・・・・・・・ that ・・・・・・・”の形の英文が『 It that 構文』になるわけではありません。その可能性が高い、というだけです)

英語にはこのように
「パッと見ただけでは解釈しづらい構造を持つ文」というのがあります。
このような「解釈しづらい構造」を『構文』と呼ぶことがあります。

「構文というものをきっちり記憶」していれば、次にまた似たような『解釈しづらい構造』の英文と出くわした時、
理論上は、
「パッと見た」だけで訳せるわけです。(実際にはそうは簡単にいきませんが)

だから、
構文の勉強とは
・適当な「○○○構文」みたいなタイトルが銘打ってある参考書をまず手に入れる。
・そこに載っている「構文」と解説されている部分を『記憶』する。
そして
・実際に様々な英文に触れて、「記憶している構文が使われている文を見て、きちっとその構文を見抜き、訳せるかどうか確かめる」。
ということになると思います。


ここまでよろしいでしょうか?

 さて、「じゃあ熟語とどう違うの?」という疑問が湧くと思います。
「さっきの『 It that 構文』みたいなのはともかく、ほとんど熟語見たいなものまで『構文の参考書』に載っているぞ」とお思いになると思います。
 また明らかに「文法の範疇じゃないのか?」というものまで『構文の参考書』に載っています。

はっきり言いましょう
「構文」は「文法の一種であり、熟語でもあることがある」

例えば、
「文法」の勉強で「比較」を考えましょう。

「比較」の勉強の範囲では、例えば次のようなものがあります。

Your camera is not so good as mine.
「貴方のカメラは私ほど良くない」

これは
 not so ~ as ・・・ 「・・・ほど~ない」
という「比較」の表現の一つです。
これは「文法」で「比較」を勉強する時必ずやることです。

ところが、適当な「熟語集」を見てみましょう。
大体
not so ~ as ・・・ 「・・・ほど~ない」
は載っているはずです。

つまり、not so ~ as ・・・ 「・・・ほど~ない」は
「文法」の範囲でもあり、「熟語」の範囲でもある。
ということです。
ここまでよろしいですか?


で、今度は適当な『構文の参考書』を見て見ましょう。なんとそこにも
not so ~ as ・・・ 「・・・ほど~ない」
は載っているはずです。

なぜなら
「構文」とは「複雑で独自の構造を持つ特徴的な型」
なわけで、not so ~ as ・・・ が「複雑で独自の構造を持つ特徴的な型」と(筆者によって)判断されれば、それは「構文」になってしまうわけです。

ようするに、
構文とは
「文法であれ、熟語であれ、参考書の筆者が『複雑で独自の構造を持つ特徴的な型』と認識したもの
と定義されるものだと思います。

だから私は特に「構文」の勉強をした覚えはありません。
文法と熟語を網羅すれば、それで構文もやったことになると思います。

ただ
「構文の参考書」に載っている「構文」を記憶していれば
次にまた似たような『解釈しづらい構造』の英文と出くわした時、
理論上は、
「パッと見た」だけで訳せるわけです。
だから
(英語の例文を覚えるのが特に苦手でなければ)
”「構文の参考書」に載っている「構文」を記憶する”
のが、「構文の勉強」になると思います。
つまりそれは「より英文を訳しやすくするための勉強」ということになると思います。
Q2
>構文って勉強しなければならないのですか?
『人に拠りけりだ』、というのが私の意見です。
構文を覚えれば、英文解釈・整除問題等に役に立つと思います。
ですが、私のように「極端に例文を覚えるのが苦手な人」は構文を覚えるのが困難なので、必要とは思いません。
(少なくとも私は「文法力と熟語力」だけで勝負しましたが、整除問題は割りと得意でした)
逆に「例文を覚えるのをそれほど苦にしない人」という方もるはずで、そういう方は「構文」を覚えるほうが、「英語力のアップに効率良く役に立つ」という意味で、必要な気がします。