変な参考書の質問

「よくある『嫌な参考書の質問』」を、まとめてみました。

ハッキリ言って私は参考書に関する質問が大嫌いです!!!
「どの参考書を使うべきか?」よりも「その参考書をどのように使うべきか」のほうが
あなたの成績を左右すると思います

Q1「一番嫌いな質問」

「○○○と□□□と△△△のどれが一番優れた参考書ですか?」

参考書の優劣など、その人の「現状レベル」によって全然異なるはず!

「得意な人向け参考書」は「得意な人には良い」が「苦手な人には悪い」はず!
「苦手な人向け参考書」は「得意な人には悪い」が「苦手な人には良い」はず!
●「○○○」という参考書がA君にとって良かったとしても、それがB君にとって必ずしも良いとは限りません!

その人にとって「良い参考書」とは
・「単語力」「熟語力」「文法力」「解釈力」・・・個々のレベル
・英語が好きか嫌いか?
・文法が好きか嫌いか?
・例文を覚えるのは得意か否か?
といったもので「千差万別に分かれるはず」です!

それを「どれが1番優れているか?」と言われても、「人によって異なる」としか言えません。

なお私がこのwebサイトで薦めている参考書は
『英語が大嫌いで、「単語力」「熟語力」「文法力」「解釈力」の全てのレベルが最低で、文法も嫌い』
な人向けに合わせた(私が知っている)参考書です。
得意な人には有害な場合があるでしょう。


2「2番目に嫌な質問」

「これをやれば一気に短時間で「○○○」の成績が上がるような参考書ないですか?」(○○○には、あなたが苦手な分野「単語・熟語・文法・解釈・・・」のどれかまたは全部が入る)

ありません! もし本当にそんなものがあれば、ここで聞かれなくても誰もが知っている『有名な本』になっているはずです。

しかし、「これをやれば『長時間』で「○○○」の成績が上がるような参考書」はあります。
有名で「分厚い」参考書は、全てそうだ!といっても過言ではないでしょう。もちろん「相性の合わない・向き不向き・得意な人用、苦手な人用」といった問題や「どうやるか?(やり方・方法)」といった問題も絡みます!

「そもそも『短期間』という点」について......。
●ちょっと考えて欲しいことがあります!
『英語が得意な人』は『短期間で実力を上げる方法』を探してそれを実践したから『英語が得意になった』のでしょうか?
私は違うと思います。「英語が好きで得意な人」は、『好きであるがゆえに』多くの時間英語に触れたがります。その結果、彼、彼女らは放っておいても英語に触れます。その所為で「実力が上がる」のだと思います。つまり「短時間」ではなく「長時間」触れた結果、彼、彼女らは英語の成績が良くなったわけです。
逆に「英語が嫌いで苦手な人」は、『嫌いであるがゆえに』多くの時間英語に触れたがりません。その結果、彼、彼女らは放っておくと英語に触れません。その所為で「実力が上がらない」のだと思います。つまり「長時間」ではなく「短時間」しか触れてない結果、彼、彼女らは英語の成績が良くないわけだと思います。
つまり、「短期間でという発想そのものがあなたの実力を上げない根本原因だ」と思います。
「短期間」ではなく「自分にとって理解しやすい・覚えやすい」という基準で参考書を選ぶべきだと思いますがいかがでしょうか?


Q3「3番目に嫌な質問」

「○○○」という参考書をどのように思いますか? マウスバードさん、コメントください。(○○○には私がやったことが無い参考書の名前が入る)

分かりません。

私は参考書評論家ではありません。わざわざ調べに行く気もありません。
またどんな参考書も「やったことが無いもの」についてはコメントしたくありません。
やったことがなければ、その参考書の良さは分からないと思いませんか?
使用者に聞くのが筋だと思います。


Q4

解釈の参考書なんですが「○○○と□□□と△△△のどの順番でやるべきですか」

「私には答えられない」質問です。Q3と同じで「○○○と□□□と△△△」いずれも知らない参考書ですから

「知らない、使ったことの無い参考書」に、私はコメントできません。
もちろん、わざわざ調べるつもりもありません。
私は参考書評論家ではありません。私は、参考書については「無知」です!

その上、あなたの現状が不明なので答えられません。

一般的には「易しめなものから徐々に難しめなものに進む」でしょうが、そう単純にいかない場合も多いのです。
仮に「○○○と□□□と△△△」らは、
○○○」⇒「□□□」⇒「△△△
と難易度がアップするものだとします。
すると
「じゃあこの順番でやれば良いじゃないか」なんて考えるかもしれません。
でも、私は簡単には決められないことと思っています。

理由
レベル的問題
・あなたに、既に実力がある程度備わっている場合、
最初に「○○○」をやる必要がないかもしれません。
「□□□」からやるべきかもしれないし、凄く英語が得意なら「△△△」からの方が良いかもしれません。
・逆に、あなたがものすごく英語ができなかったとします。
すると「○○○」より前に「×××」をやる必要がある可能性も出てきます。

感覚的問題もあります。
私に言わせれば「
英語が好きで得意な人は文法が嫌い」な人が多いんです。
こういう人には
文法でこまめに読み解く(精読する)のを『ことさらに強調する』参考書」は、選ぶべきではない
と、私は考えています。
そういう人は「解説の文法用語を見ると英語が嫌いになる」と感じると思うからです。そういう人が「文法」に「こだわりすぎる」と英語の学習集中度は下がると思います。

逆に、「英語が嫌いで苦手な人は
文法でこまめに読み解く(精読する)のを『ことさらに強調する』参考書」を選ぶべきだ
と私は、思っています。
こういう人は「文法用語を見ても嫌いにならない」ですから。
最初から英語が嫌いなのだから、これ以上嫌いになりっこない
(また、英語(アルファベット)が嫌いで不快なのであって「文法用語」は特に不快感はない。日本語だから^^;)
(※どうもこの辺の感覚を誤解している「英語の得意な人(指導者)」は多いです。)
私に言わせれば「英語が
苦手な人」は文法に「こだわらない」と成績は上がらない、と思っています

したがって
○○○」・「□□□」・「△△△」の中に、あまりにも『文法文法!精読精読!』してる参考書があった場合
英語の得意な人には「それはやめろ!別なのにせよ!」ということになり
英語の
苦手な人には「それをやれ得意な人が「やめろ!」と言ってもやるべきだ!」ということになります。

以上の理由によって、「○○○と□□□と△△△のどの順番でやるべきですか」
と問われても
一般的に「この順番だ」など提示することは、私にはありえません。
私が「やるべき参考書の順番」など提示することはありえません。


Q5

解釈の参考書ですが「○○○」を1通り終わらせました。別の物に移ったほうが良いですか? というか、もう1度同じ「○○○」をやるのって意味があるんでしょうか?

復習という意味で「大いにに意味がある」と思います。

ぜひ、音読復習をお薦めいたします。

でも
「じゃあ『○○○』だけ何回もやればいい」・・・・ということにはなりません
多読」といって「たっぷり英文を読む経験」を積まなければなりません。
「慣れ」なければ、速く正確に読めないと思います。

つまり「質」と「量」の両方が必要!ということです。


Q6

マウスバードさんの感覚で良いんです! 最高の参考書を教えて下さい! またどこが良いか教えて下さい!

早稲田予備校のテキスト4月学期分・夏期講習分・9月学期分・冬季直前講習分・単科分…の全てです。

これしかやらず、これで受かりましたから、これら最高です!

結局自分が使ったものしか最高に感じないんです。

・良かった点をあげましょう。
(1)解説・解答が全く書いていない!
⇒こなすには「予習」が不可欠となり、「授業を受けること」も必須となる!
⇒授業の解説は、音声なので「耳によく残る!」
⇒結果「記憶力が異常に悪い私」でも記憶ができた!
(2)量が豊富!
どう考えたって、こなすには丸1年(正確には10ヶ月)かかります。
成績上げるには「質」と「量」が必要なんです!
「質」だけでは、どうしようも無いんです!「量」が必要なんです!
早稲田予備校のテキストは、必要な「」を提供してくれたわけです!

注意点をあげましょう!
(1)予備校のテキストだけあってもダメです!
↑「きちっと予習・復習」しなければならない。
講義を(聞き流しではなく)真剣に聞いて「覚える!」「間違えを直す!」
「どう考えれば良かったか覚える!
としなければ意味がありません
(2)講義だけ漫然と聴いていたってダメです!
よくいるんです。
「○○先生」の講義を1年受けましたが、ほとんど成績上がりませんでした・・・・
という人が・・・ホントよくいます!
その人には、下のことを
問いたい!問い詰めたい!小一時間問い詰めたい!(^^)

「きちんと予習した?」かと・・・「復習した?」かと・・・(^^)
「出てきた単語・熟語・文法」あらかた覚えたって言える自信ある
「『雑談の内容』と『大事な文法』どっちを多く覚えている?」

当てはまる人は、自分の成績が上がらない原因は下のようなことだと私は思います。

「その先生の講義が自分に合わない」のではない
「自分のその先生の講義を受ける姿勢」に問題があるはず。

姿勢を改めなければ
「あなたに合う先生の講義」は世の中に無い!と私は思います。