苦手なりの受験英語(アルク版)

学校の成績の上げ方実践例(4)

 今回はシリーズ4回目です。中2で英語の点数10点しか取れなかった私の姪が、高2の現在では98点を取り、学年4位の点数を取得自主的にシャーロック・ホームズの原書(英語版)読もうとするまでになった話をしています。私が姪を教えるようになってあらの記録は既にtwitterで順次つぶやいてきました。先に過去3年分のツイートをご覧になりたい方はここをご覧ください。そこには既に姪関係のつぶやきのみをまとめてあります。

今回のテーマ
間違いを認めない

・該当のつぶやき

2012年6月14日(木) 00:48
中3姪英語教室:今日の姪は「ourの意味」を頑強に「私たち【】」だと主張してきかなかった。それも俺が姪に we、our、us を言わせた直後に「そうじゃん〜『私たち【を】』で合ってるじゃん〜!」と言ってきかなかった。間違いと認識できなかった。どうすりゃいいんだ?

2012年9月12日(水) 21:32
中3姪英語教室:姪は英語で「どうもありがとう」と言えないことが判明した。こう言っていた⇒「サンキューベリー【マーチ】」 要するに much をずーっと【マーチ】と今まで読んでいた。しかも俺が「マーチじゃない! マッチだ!」と言うと、姪は「えー!? どこが違うの? 同じじゃん」と主張した

2014年5月20日(火) 10:37
姪の学校のプリントに「chose ... 『choose』の過去形」とある。姪はこれを「choseが原形でchooseが過去形」と誤読。わしが「逆だ」と指摘し辞書で確認させる。すると姪は「プリントが間違ってる」と怒る。困ったちゃんはこういう場合必ず人の所為にする。プリントはあっている

・姪の症状
まず本人は「間違って認識」している
 we, our, us を「私たちは、私たち、私たちを」と言わせた後でだめなのだ。「『』であってるじゃん!」と言って聞かない

・対策
確認させる。

私は「じゃあ辞書を引け!」とまず言う。our を引けば「私たち」と書いてある。絶対に「私たち」とは書いていない。ここで「あれ?」と姪は声を上げる。それからやっと I, my, me の表を見直し始めた。そして「あっ」と声を上げた。

much もそう。中学生用の辞書なら読み方はカタカナで書いてある。マーチとは書いていない。マッチあるいはマチと書いてあるはずだ。

chose もそう。辞書を引かせると、ちゃんと choose-chose-chosen と書いてある。それでも姪は「プリントが間違っている!」と主張し続けたが。私が「chose の説明内容が」が「『choose』の過去形」なんだと、何度も言って、ようやく納得した。

・総論
 まず「間違って認識した」と認めたがらない。本人には「自分は間違っていない」という自信があるのだ。そこでまずは辞書で確認させる。そして認識間違いをまずは気がついてもらわないと話にならない
 そしてそれから覚えてもらう。もっともそう簡単に正しいほうを覚えられるかどうかは別問題。ただし間違いを覚えようとするよりはましなはずである。もちろん、現在の姪は our も much も choose も間違えない。今ではきちんと覚えている。

(余談:私が choose-chose-chosen を覚えたのは高3のときである。現在の姪は私が高3のときよりもはるかに英語が出来る)

今回はここまで。今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
目次ページへ

-苦手なりの受験英語(アルク版)
-