臨時自動詞他動詞/関係詞/5文型/不定詞 

いずれ正式に別ページで運用します。
この知識を頭に入れてくださいね。



>1・「自動詞と他動詞の違いの把握」
『自動詞と他動詞の違い』
(1)自動詞とは、後ろに目的語を取れない動詞のことである。
(2)他動詞とは、後ろに目的語を取らなければならない動詞のことである。
※目的語とは「〜を」「〜に」「〜へ」などと訳す名詞のことである。
  ↑
  注意!この目的語の定義は正確な定義ではありません。
      初学の方に判りやすく説明するための都合上の定義です。
      「5文型を説明するときの『目的語の定義』」とは異なります。

[自動詞の例]
She swam.(彼女は泳いだ。)
He looks pale.(彼は青白く見える。)<paleは形容詞。名詞ではないので目的語にはなれない>
[他動詞の例]
I have a pen.(私は1本のペンを持つ。)

この区別は理論上は辞書をひかなければわかりません。
vi、自、と載っていれば自動詞。vt、他、と載っていれば他動詞です。動詞によっては、自、他、両方持つ動詞もあります。

◎ところで次の文を考えて見ましょう。
I look at him.(私は彼を見る。)
あれ?今「彼を」と訳したぞ。だから”him”は名詞だから目的語だ。では”look”は他動詞であろうか?
違う!辞書をひけば分かるが、look は自動詞である。
この場合lookの後に前置詞atがある。
 つまり「自動詞”look”の後に前置詞”at”を置くことによって、その後ろに目的語”him”を置ける」ということになります。
●他動詞の後ろにはすぐに目的語を置く
  ・主語+他動詞+目的語  I have a pen.
●自動詞の後ろに前置詞を置くことによって、その後ろに目的語を置ける。
  ・主語+自動詞+前置詞+目的語  I look at him.
なお、この「自動詞+前置詞」の形が英熟語として覚えることになります。
例 look after (〜の世話をする) depend on (〜頼る)など。


確認問題です。
次の英文のうち正しいものをあるだけ選びましょう。

(1)I go to school.
(2)I go school.
(3)I reached the station.
(4)I reached at the station.
(5)I arrived the station.
(6)I arrived at the station.
(7)I go to there.
(8)I go there.


(1)I go to school.
(2)I go school.
go は辞書を引けばわかります。自動詞です。目的語を取るには前置詞が必要です。
○ (1)I go to school. (私は学校に行く)
× (2)I go school.

(3)I reached the station.
(4)I reached at the station.
reach は辞書を引けばわかります。他動詞です。目的語を取るのに前置詞があったら余計です。
○ (3)I reached the station. (私は駅に着いた)
× (4)I reached at the station.

(5)I arrived the station.
(6)I arrived at the station.
arrive は辞書を引けばわかります。自動詞です。目的語を取るには前置詞が必要です。
× (5)I arrived the station.
○ (6)I arrived at the station. (私は駅に着いた)


(7)I go to there.
(8)I go there.
go は辞書を引けばわかります。自動詞です。目的語を取るには前置詞が必要です。
ただし there は副詞!...辞書を引けばわかります!
目的語は「名詞(相当語句)」で無ければなりません。
したがって
× (7)I go to there.
○ (8)I go there. (私はそこに行く)

になります。


>2・「関係代名詞の目的格、所有格、主格」の見分け方
●ここでは、「関係代名詞の目的格、所有格、主格」の見分け方のみ検討します。


「目的格、所有格、主格」 のうち、英語が苦手な人が最も困るのが「目的格」です。これについては後でやりますから、先に楽な「主格」からやります。


例題(1)
I know the boy (  ) has the book.
    ~~~~~~~~    ~~~~~~~~~~~~~
     (A)       (B)

 ●コツ!関係詞の問題を解く場合、必ず(B)→(A)の順番で考えます。

これがかなりのコツです。
英語が苦手な人は(A)→(B)のように見てコロッコロ間違えます。(得意な人はなぜかこの順番でも間違えない)

じゃあ(B)を見て見ましょう。→has the book.  うん?なんか変ですね?【主語】がないじゃないですか!
                  ~~~~~~~~~~~~~   こういう場合に「主格」になります。

主格ということが分かったら、その次にやっと(A)を見て、「人」を認識し、この場合の正しい主格の関係代名詞「who」を入れます。
I know the boy (who) has the book. 「私はその本を持っている少年を知っている」



例題(2)
I know the boy (  ) name is Taro.
    ~~~~~~~~    ~~~~~~~~~~~~~
     (A)       (B)

 ●コツ!関係詞の問題を解く場合、必ず(B)→(A)の順番で考えます。

どうです?今先に(A)のほうを見ませんでしたか?ダメなんです!先に(B)を見るんです!

じゃあ(B)を見て見ましょう。→name is Taro  う〜ん。それほどおかしくはありませんが、
                  ~~~~~~~~~~~~~   なんとなく「His name is Taro」だと思いませんか?
                                    ~~~~   「His」って「所有格」ですよね。こういう場合「所有格」になるんです。
所有格ということが分かったら、その次にやっと(A)を見て、「人」を認識し、この場合の正しい所有格の関係代名詞「whose」を入れます。
I know the boy(whose) name is Taro. 「私はその名を太郎という少年を知っている」



例題(3)
I know the boy (  ) she loves.
    ~~~~~~~~    ~~~~~~~~~~
     (A)       (B)

 ●コツ!関係詞の問題を解く場合、必ず(B)→(A)の順番で考えます。

どうです?また先に(A)のほうを見ませんでしたか?ダメなんです!先に(B)を見るんですよ!

じゃあ(B)を見て見ましょう。→she loves.  別に変じゃないな…と思ったあなた!あなたはかつての俺と同じで英語が苦手なはずです。
                  ~~~~~~~~~~   これは「変」なんです。なぜなら「他動詞 love」の目的語がないからです。

他動詞は先ほどやりました。「目的語を取らなければならない動詞」です。つまり
                  she loves 〜.  …と「〜」にあたる【目的語】がないのです。
                  ~~~~~~~~~~   こういう場合「目的格」になります。

目的格ということが分かったら、その次にやっと(A)を見て、「人」を認識し、この場合の正しい目的格の関係代名詞「whom」を入れます。
I know the boy (whom) she loves . 「私は彼女が愛している少年を知っている」


ちなみに例題(3)ですが
・苦手な人はおもしろいようにみんな(who)と答えます。
・最初から英語が得意な人は「別に<自動詞・他動詞>の定義なんか知らなく」ても、(B)を見て、つまり「she loves.」を見て、「変だ!」と感じるそうです。


>3・「関係詞(関係代名詞と関係副詞の違い)」
いきなり問題!
This is the place (  ) he likes.
            ↑
           .ここに当てはまる関係詞を入れなさい。(ただしthatを除く)



英語が不得意な人はほぼ100% where と答えます。


関係詞を入れる問題にはずばりやっぱりおなじコツがあります!

  【括弧の部分の右を先に見て、その後でやっと括弧の左を見る】
です。

  …名詞(   )文
    ~~~~~    ~~~
     ↑     ↑
    (A)     (B)

関係詞(関係代名詞・関係副詞)の穴埋め問題を解く場合
● (B)⇒(A)、の順番で問題を見るんです。

※多くの英語が苦手な人は逆にして考えてしまいます。「括弧の部分の左を先に見て、その後括弧の右を見る」といった作業をしてしまいます。つまり(A)⇒(B)の順で考えてしまいます。こうすると間違えてしまう確率が高いです。


  【括弧の部分の右を先に見て、その後でやっと括弧の左を見る】
に則ります。

This is the place (  ) he likes.
       ~~~~~~    ~~~~~~~~
        ↑      ↑
       (A)      (B)

● (B)⇒(A)、の順番で問題を見るんです。

(B) he likes.
★  ↑「欠落部分を探してください!」

「he likes」. てのは変なんです。辞書で like を引いてください。「他動詞」と出るはずなんです。
他動詞ってのは「後ろに目的語となる名詞」を要求するんです!
 つまり
× he likes.       …(訳せない)
○ he likes 「名詞」   …「彼は「名詞」が好きである」
と使います。

>【重要】↓
>  ☆(B) の部分 she likes. は「名詞」が欠落している英文である。
>     ⇒こういう場合は【関係代名詞】を使う!

ということが分かります。(ここで関係副詞であるwhere は絶対に使わないことが判明します)
  

そうしたら、やっと括弧の左側(=(A))を見るんです。

(A) place
☆関係代名詞を使うと分かったら、ここで2つの判断をします。
  ・(A)の名詞が「人かあるいは物(動物)」のどちらか?
  ・(B)の部分の欠落部分は「主語・所有を表す語・目的語」のいずれであったか?

今回は ・「物」 ・「目的語」 です。この場合、関係代名詞の表を見て、「先行詞が「物」で「目的格」」の関係代名詞を見つけます。
するとそこには「which」と書いてあるはずです。

こうして答えが導き出されます。
This is the place (which) he likes.
>---------------------------------------------------------------------------
>---------------------------------------------------------------------------
ちなみに
This is the place (  ) he lives..だとどうなるか分かりますか?

This is the place (  ) he lives..
       ~~~~~~    ~~~~~~~~
         ↑       ↑
         (A)      (B)

● (B)⇒(A)、の順番で問題を見るんです。

(B) he lives.
★  ↑「欠落部分を探してください!」

「she likes」. てのは変ではありません。辞書で live を引いてください。「自動詞」と出るはずなんです。
自動詞ってのは「後ろに目的語となる名詞」を要求しないんです!
 つまり
○ he lives.       …「彼は住んでいる」
× he lives 「名詞」   …(訳せない)
と使います。

【重要】↓
  ☆(B) の部分 he lives. は「名詞」が欠落していない英文である。
     ⇒こういう場合は【関係副詞】を使う!

ということが分かります。(ここで関係代名詞であるwhich は絶対に使わないことが判明します)
  

そうしたら、やっと括弧の左側(=(A))を見るんです。

(A) place
☆関係副詞を使うと分かったら、ここで1つの判断をします。
  ・(A)の名詞が「場所・時・理由・方法」のどの意味を持っている名詞であるか?

今回は ・「場所」 です。この場合、関係副詞の表を見て、「先行詞が「場所」」の関係副詞を見つけます。
するとそこには「where」と書いてあるはずです。

こうして答えが導き出されます。
This is the place (where) he lives.


>4・「5文型」を外見から見分ける方法
以下初心者向け「五文型識別表」です。
 実は外見で判断できます。!(*・0・*) ワオ!

※本当は例外があります。でもとりあえずは大丈夫です。

1・第1文型(SV)の見つけ方
・There is 名詞 (+M).
 Here is 名詞 (+M).
 ※名詞が複数なら is は are .。
  Mとは副詞のこと
  There is 名詞 は「名詞がある」と訳すが
  Here is 名詞は「ここに名詞がある」と訳す。
・動詞で終わり、他になにも無い文。
・動詞の次に副詞(M)が来る文。
☆・動詞の直後に前置詞が来る文。(←今回はこれ!)

2・第2文型(SVC)の見つけ方
・be become の入っている文。
 (例外あり!第1文型の条件に合致すれば、be は第1文型)
・動詞の直後に形容詞が来る文。
・S + seem to do〜.
・S + prove to do〜.
※ seem や prove の後の to do 〜は
   形容詞用法の不定詞と(私は)する。

3・第3文型(SVO)の見つけ方
・「〜を(〜に)」と訳す文。
 ※どうしてもこの第3文型のものだけ
  外見では判別しにくい。

4・第4文型(SVOO)の見つけ方
・S + V + 人+物.
例文) I call him a car.(私は彼に車を呼んでやる)
・S + tell +O+that節.
・S + ask +O +疑問文(間接話法)

5・第5文型(SVOC)の見つけ方
・S + V + 人+人.
 例文) I call him Taro.(私は彼を太郎と呼ぶ)
・S + V + 物+物.
・S + V + O +形容詞
・S + V + O +原形
 ※この「原形」は正確に言うと原形不定詞
・S + V + O +to do
 ※この「to do」は不定詞
・S + V + O +doing..
 ※この「doing」は現在分詞
・S + V + O +done.
※この「done」は過去分詞

なお、副詞(M)はどんな場合でも文の要素(SVOC)の
どれにも当てはまらない。
副詞は 「○○○○ly」という形のものが多い。
※ただし、earlyなど例外もある。(earlyは形容詞)
yesterday、 there などは副詞である。

とりあえず、これで分類してみてください。
「外見」で判断してみてください。


>5・「不定詞」の訳例
俺の4人の師匠の1人「Ka師」のテキストから俺流に多少アレンジした「不定詞のまとめ」を書いてみます。
(※ これはあくまでこの方のまとめです)


【不定詞の訳例は「15(13)しかない」】

=====================================================================================
●名詞用法:(1つ)「こと」
(1)「こと」 To obey the law is everyone's duty.
     (法に従うことは、万人の義務である)
=====================================================================================
●形容詞用法:(5つ)「べき・ような・という・ための・(訳さない)」
(2)「べき」 The only thing to do is to apologize.
      (なすべき唯一のことは、詫びることだ)
(3)「ような」 He is not a man to tell lies.
      (彼は嘘をつく[ような]人間ではない)…(6)でも可
(4)「という」[同格] My students kept the promise to pass the entrance examination.
           (私の教え子たちは入試に受かるという約束を果たした)
(5)「ための」[目的] I have no money to buy the book with.
           (私にはその本を買う[ための]金がない)…(6)でも可
(6)「(訳さない)」 Today, a lot of people forget that Nagasaki was the last city to sample nuclear war.
          (今日では、長崎が核戦争の見本を示す最後の都市であったということを忘れている人が多い)
 (※形容詞用法では「(訳さない)」がもっとも多い)
=====================================================================================
●副詞用法:動詞を修飾するもの(6つ)「ために・て・なんてorとは・もし〜ならば・(左から)て・ほど」
        形容詞を修飾するもの(3つ(1つ))「のに・のは・には」
☆動詞を修飾するもの(6つ)
(7)「ために、(ように)」:目的 Do you live to eat or eat to live?
        (君は食べるために生きているのか、それとも生きるために食べるのか)
(8)「て」:原因 She wept to hear the sad news.
        (彼女はその悲しい知らせを聞いて泣いた)
(9)「なんて、とは」:理由・判断の根拠 He cannot be sane to believe such a girl.
                       (あんな女を信じるなんて(とは)、彼は正気のはずがない)
(10)「もし〜ならば」:条件 I would be glad to keep company with her.
               (もし彼女と付き合えたら嬉しいな)
(11)「(左から)て」:結果 He grew up to be a novelist.
               (彼は成長して小説家になった)
(12)「ほど」:程度 (enough to か as to の形でまとめて「ほど」)
                He is rich enough to afford a chauffeur
                (彼は運転手を雇えるほど金持ちだ)
                He was not so foolish as to believe it.
                (彼はそんな話を信じるほど愚かではなかった)
------------------------------------------------------------------------------
☆形容詞を修飾するもの(3つ(1つ))
(13)「のに」(14)「のは」(15)「には」 …(どれでもよい。うまく助詞をあわせる)
  This river is dangerous to swim in.
  (この川は泳ぐのに危険だ)
  (この川で泳ぐのは危険だ)
  (この川は泳ぐには危険だ)

※俺は「ことべきようなというための(訳さない)ためにてなんてorとはもし〜ならば(左から)てほどのにのはには」と空で何も見ずに2秒で言えます。
これを覚えておけば、最低1つづつ当てはめれば、直訳はできますw