「○○動詞」と呼ばれるもの説明シリーズ。
5・動作動詞
定義:「動作」を表す動詞。
一応定義は↑こうなのだが、わかりにくいであろう。
そこで新しい定義を考えた。
ちょっと無理やり(例外はいくらでもある)なのだが、
基本的に↓このように考えることができる。
新定義
訳語が「〜ている」にならない動詞。
説明
例えば、eat は「〜を食べる」である。「〜を食べている」ではない。
それに対し、know は「〜を知っている」である。「〜を知る」ではないのだ。
訳語が「〜ている」になる動詞はこれから説明する分類の動詞になる。
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6・状態動詞
定義:「状態」を表す動詞。
一応定義は↑こうなのだが、わかりにくいであろう。
そこで新しい定義を考えた。
ちょっと無理やり(例外はいくらでもある)なのだが、
基本的に↓このように考えることができる。
新定義
訳語が「〜ている」になる動詞。
説明
例えば、loveは「〜を愛している」である。「〜を愛す」ではないのだ。
それに対し、walk は「歩く」である。「歩いている」ではない。
補足:
いくつもある。
1・状態動詞は進行形にできない。
動作動詞を使ってい「〜ている」という意味を作る場合、通常は進行形を使う。
例:「私はそれを食べている」
→○ I am eating it.(eatは動作動詞)
× I eat it.
それに対し、状態動詞は進行形にしない。
例:「私はそれを知っている」
→× I am knowing it.
○ I know it.(knowは状態動詞)。
2・動作動詞・状態動詞をかっちり区別できない動詞もある。
例えば stand。動作動詞の意味なら「立つ」。状態動詞の意味なら「立っている」。両方の意味がある。
He stood (up).これなら「彼は立った(動作)」である。
The building stood there.これなら「その建物はそこに立っていた(状態)」である。
文脈で意味を上手く捉える必要がある。
3・動作動詞の現在形は習慣を表す。
例えば go は「行く」という意味の動作動詞である。
だから例えば
I go to the school. の意味は
×私はその学校に行っている(向かっている)
○私はその学校行く習慣がある(私はその学校の生徒だ)。
となる。
「その学校に向かっている最中だ」と言いたいならば
→ I am going to the school. という具合に現在進行形にしなければならない。
4・日本語で考えると状態動詞と思ってしまいがちな動作動詞がある。
例えば sleep は「眠っている」という意味(状態動詞)ではなく「眠る」という意味の「動作動詞」である。
だから例えば
He sleeps in the bed. ←この意味は(動作動詞なので)
×彼はそのベッドで眠っている
○彼はそのベッドで眠る習慣がある
となる。
「彼はそのベッドで眠っている」と言いたいならば
→ He is sleeping in the bed. という具合に現在進行形にしなければならない。
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金曜日は文法放送。この続きは来週の月曜日です。