＜前回のお話＞
概略：「英語を好きになりましょう♪」という意見は根本的におかしな意見である。
なぜか？
はい。ではお返事です。英語好きの皆様に不快になっていただきましょう。
Ψ（｀∀´）Ψ
「数学を好きになりましょう♪」
どうです？この意見を聞いて
「そうか！そうだね！数学を好きになればいいんだ～そのとおりだ！うんうん！（＾＾）」
と思った人は手を上げてください。
「数学を好きになりましょう♪」と言われてなれますか？数学嫌いな人（たぶんあなた）は、素直に「うん！好きになる！（＾＾）」と決心しますか？
にもかかわらず、英語好きの方から私にもらった意見の中で最も多かったものは「英語を好きになりましょう♪」というものです。みなさん簡単に言ってくれます。めっさ不快でたまりませんよ！
ものすごく不思議です。なんでこう言うの？
ちなみに↓こういう例え話も考えました。
ドラえもん「ネズミが大嫌いなんだ。どうしたらいい？」
ジャイアン「ネズミを好きになれば良いよ」
私に「英語を好きになれば良い」とアドバイスをしてくださった方は、私にとってはみんなジャイアンに見えます。数学好きな人に「数学を好きになれば良いよ♪」と簡単に言われたら、言った人をどう思いますか？
世の中のさまざまな媒体では「さあ英語を好きになろう！」とか「なぜあなたは英語が好きになれないのか？」などと書いてある文字が踊っています。
「こういったメッセージ」は主に英語嫌いの方へアピールだと思います（違うのでしょうか？）。
ですが私はこうしたものを見るたびに不快にさいなまれます。目に入れば入るほどますます英語が嫌いになって行きます。
悔しいのでここでささやかな抵抗をしてみましょう！
「さあ数学を好きになろう！」
「なぜあなたは数学が好きになれないのか？」
数学嫌いな方でこれを快感に思った方！挙手をお願いします。これを見て「数学好きになろう」と決意した方、よ～しがんばって数学を好きになるぞ～と思った方、今から数学の問題を解きまくるぞ！と決意した方、いらっしゃいましたらご一報ください。ｍ（_ _）ｍ
さまざまな媒体で見かける
「さあ英語を好きになろう！」
「なぜあなたは英語が好きになれないのか？」
といったフレーズ…
英語嫌い人間は「こうした不快さ」と戦っているのです。
次回は金曜日更新です。
第２回は「根本からおかしい意見（その２）」
「英語って簡単。ちょっとやればできるはず。やってないからできない」
この意見もよく耳にしますな。次回はこれを取り上げます。