苦手なりの受験英語(アルク版)

タイプ別・入試までの受験生の生活(英語編)(12)

各タイプの性格についてはこちらを参照してください。

【時期:12月】

(1)のほほん学力少型
翌月がセンターだという現実が受け入れがたい。ある人は選択肢から答えを導き出す研究を始める。ある人は、なぜか「1ヶ月でなんとかなるよ」と思い、適当な参考書なりを買って読んだり、冬期講習を受けたりする。内容は全く分からず、身にならない。学習するフリだけはピカイチである。(本人は絶対にフリとは認めない)。

(2)対策考え型
翌月がセンターだという現実が受け入れがたい。できるだけはがんばる。可能な限りの良い参考書を買い、良さそうな授業を受ける。けっこう実力が上がったように感じるはず。このタイプの場合、実際は確かに少しは上がる。しかし本人が思ったほどは実力は上がらない。

(3)静かにノルマ型
翌月がセンターと分かっていたが、少々あせる。たいてい何かしらの不安を抱える。例えば「ヒアリングの対策をしていない」とか「熟語量に自信がない」など。これを12月でどう挽回するかをを考えながら、学習する。

(4)ガリ勉型
翌月がセンターと分かっていたが、少々あせる。ガリ勉型でもたいてい何かしらの不安を抱える。例えば「ヒアリングの対策をしていない」とか「熟語量に自信がない」など。(無論、これらの不安のないタイプもいる)。ガリ勉型の場合、この不安が少ない。あっても、12月や1月でなんとかカバーできる自信がある。このタイプは、冬期講習をどう乗り切るか、何をどう学習するかを綿密に計算している。

(5)のほほん学力高型
文法対策には不安であせる。でも他にはあせらない。基本的にあせるとしたら、他の苦手科目に対してあせる。英語の試験に対しては、現状維持をどうするかといったようなことを考える。

こんな感じで、冬期講習を迎えます。

明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。
※東北地方太平洋沖地震のため、実際は翌週の月曜日になりました。

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