今回は↓このタイプの不定詞を学習しましょう。
・To speak English well, I must study English.
今回のシリーズでは【不定詞の塊】の『役割』を重視しています。今回もこの英文の『役割』を見つけましょう。
【不定詞の塊】は↓これです。
【To speak English well】, I must study English.
さあ『役割』を見つけてください。
・この【不定詞の塊】は【主語】か【目的語】か【補語】の『役割』を果たしているでしょうか? これであれば、訳語は「こと」に決定!
⇒しかし残念ながら、この役割ではないようです。
【主語】は I 。study の目的語は【English】。補語は(第3文型の英文だから)関係ないですね。
では
・この【不定詞の塊】は、【手前の「名詞」を修飾する『役割』】を果たしているでしょうか?
これであれば、訳語は「べき」か「ような」か「という」か「ための」か「(訳さない)」に決定!
⇒しかし残念ながら、この役割ではないようです。
そもそも、to の手前には何もないですね。修飾できる「名詞」がありません。
つまり、この英文は今までやってきた「どちらの役割」でもないのです。
このように「どちらでもない場合」は、ほとんどのケースで「動詞」か「形容詞」を修飾する役割を持っているのです。
【To speak English well】, I must study English.
この英文の【To speak English well】は実は
●「動詞」の study を修飾している
のです。
訳例を言ってしまいますと、
(英語を上手く話すために、私は英語を勉強しなければならない)
というものになります。実は今回の訳語は「ために」でした。(「ための」ではないことに最大注意!)
今回の【To speak English well】という【不定詞の塊】は、study(〜を勉強する)を修飾している『役割』を果たしています。日本語に置き換えて考えましょう。
英語 【To speak English well】→ study
日本語【英語を英語を上手く話すために】→ 勉強する
といった具合なのです。 「study という「動詞」」を修飾していることがお分かりになりますでしょうか?
このように
「「動詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
の訳語は
「ために」「て」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」
の6個
「「形容詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
の訳語は
「のに」「のは」「には」
の3個
あります。(原則、これ以上はありません!)
次回は、「「動詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」の6つの訳語「ために」「て」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」について、詳しく説明します。
次回は木曜日の予定です。