「I go to school.説明問題」についての前回のワイルド★ダックさんのメールの追加です。
以下続きをどうぞ!
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また、前置詞についてもですが。
「前置詞っていうのはもともと動詞だったのさ。
だから方向性とか性質など、動き。アクション的観念を合わせもっているんだよ。
だから、動詞だった名残の表現として、前置詞の後ろに来る名詞を「前置詞の目的語」と言う場合もあるんだ。
しかし、ひとつの文書に動詞が2個あっては、文の趣旨がなりたたなくなるだろ?それをしゃべった人がいったいどうして欲しいのかあらわしている核となるのが動詞だから、それが2個になっちゃうのは意味の趣旨が不明瞭になって大変まずい。
ということで、前置詞の動詞的役割にはご退場していただいて、その動詞をわかりやすく 明瞭にするアシスタント的役割に徹してもらうことになったのさ
だから、前置詞は動詞的役割も今でも持っているし、かつ アシストする動詞がどのように働くのかを説明するための役割を持っているんだよ。
前置詞には「意味」というよりも「観念」的な役割のが重要だよね。
さらに、動詞の直後の前置詞は自動詞にしか付かないという性質があるんだ。
なぜかというと、他動詞の直後は対象となるものの説明 つまり対象となる名詞の紹介が必ず来ると取り決めたので、他動詞の直後に来るのは必ず名詞なんだ。。
いいかい。
動詞を宣言する!この動詞を使おう。そして、動詞によって影響を受ける対象となる名詞を次に宣言する!
これが他動詞を使うときの決め事なんだ。
対象である名詞を宣言するのに、動詞と名詞の間に動詞をアシストする前置詞が入ってしまうと逆にノイズになるんだ。それをやってしまうとどれを動かすのか?対象が不明瞭になってしまうので、他動詞のときには直後にすぐ名詞を持ってきましょう。と長い歴史の中でそうルールにいきついたんだね」
みたいに説明すると
ああ・・・なるほどとやっと納得できます。
最後に
・どうやったら他動詞と自動詞を見分けられるか。
については
「残念だけど見分ける方法はないんだ。
一見・・・
じゃあ、これは他者を動かすから 他動詞・・・これは自分で動くから自動詞
と気軽にできそうだけど、厳密に突き詰めていくと、何が他動詞で何が自動詞なのかは極めてデリケートな問題になってしまって、その言語が持つ歴史や文化などの背景が淘汰あるいは進化していく過程で決まっていった・・・としか考えられないんだよ。
じっさい同じ意味の動詞でも英語では他動詞だけどフランス語では自動詞分類 みたいな動詞だってあるくらいなんだ。
で、登場するのが辞書さ。
辞書は意味が書いてあると思うだろ?
でもあれは違うんだ。あれは言語の歴史書でもあるんだ。
その言語が淘汰されて現在いきついた先の結果が記録されているのが辞書さ。だから本当はその言葉の決まりには長い歴史的背景があるんだとうロマンを感じながら辞書に書かれている説明を読んでほしいな・・・ちなみに 歴史書だから 未来には辞書の内容がかわるかもしれないよ。今は自動詞でも将来は他動詞になっちゃたりするものもあるかもしれない。
とにかく。自動詞と他動詞を勝手にに分類する方法はないんだ。いちいち辞書で調べないとね・・・」
と説明するでしょう。
ここまで説明が本来必要なのではないでしょうか?
どうして、あんなに短絡的に納得できちゃうのかわかりません。
もし説明できるとしたら。
「ああ、そう言えば、こんなこともあったっけ?あのときの疑問はこれで説明がつくのか・・・」
という今までの経験則的な情報をばーーっと集めてパターン認識していった結果の納得・・・となります。
しかし、経験則からパターン認識する という方法は まさに 英語ができる人のやりかたです。
もしそうなら、英語ができる人の理解の仕方を、先生の助言によって後押ししてもらった。
程度は違っても英語ができる人と方向性は同じだった・・・。
ということになってしまいます。
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皆様、いかがでしょうか?
次回はこれに対する私の返事を載せます(少し内容を変えるかもw)。
この話の続きは、来週の月曜日です。
明日は、いつもの文法放送です。どうぞよろしくお願いいたします。