苦手なりの受験英語(アルク版)

受験 英語嫌い 克服の極意(10)

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前回は

英語が嫌いな人は、長文なんか直視できない。せいぜい頑張って、「1単語」がやっと見れる
ということ。「(単語が連なった)文レベル」ではなく、「単語1つずつ」をゆっくり見るのが限界。

という結論で終わりました。
今回は「この性質」を利用した学習法を考えるべきだ。
という話です。

実は「それにピッタリの学習法」があるのです。
今はとりあえずそれを「各個撃破作戦」と呼びましょう。

各個撃破作戦は、「ある条件をクリアしている」ととても有効です。

しかし、その条件をクリアしていない場合の「各個撃破作戦」は逆に有効ではないです。
まずは、その条件をクリアして「いない」場合で、「各個撃破作戦」を敢行しましょう。
例を挙げましょう。↓例文はこれですね。

  It is well known that stress affects workers' health.

まず、
It を見ます。いや、It しか苦手な人は見れません。
この it の意味を考えます。(「それ」かなあ…)

次に
is を見ます。この is の意味を考えます。(「〜だ、〜である」かなあ…)

次に
well を見ます。この well の意味を考えます。(「元気だ」かなあ「よく〜」かなあ…)

次に
known … この意味を考えます。(「知る」かな)

全て、こんな調子。

thatあれ
stressストレス
affects影響、かな? 影響するかな?
workers' … 労働者の
health. … 健康

こんな感じ。
これを並べる↓

それ、〜だ、元気だorよく、知る、ストレス、影響or影響する、労働者の、健康

これをこのまま数珠繋ぎをすることになるでしょう。
すると、英語が苦手な人は、例えばこうなるでしょう。

それは元気だとよく知ってるがストレスの影響は労働者の健康だ

う〜〜んワケが分からない。でもこうしかできないのです。

しかし、ここで「ある条件」が加わった場合、全然変わります
その条件とは…

文法

です。

文法を知っていると↓こうなります。(太字が文法の知識です)

It … 「それ」だが、文頭の it じゃあ、it が that 以下とか to 以下の可能性があるな。
is … 「〜だ
well絶対によく〜」だ。「元気」じゃねえ。it みたいな無生物が「元気」なワケが無い
known過去分詞じゃないか! 単なる受動態だ。「知られている
thatこりゃあ、さっきの it は 「that 以下」と概ね決まったようなものじゃ。
stressストレス
affects …「〜に影響する」という動詞にほぼ決定さっきのが「that 以下」なら直後は S+V〜でなければならないから、動詞の「〜に影響する」のはずだ。手前の「ストレス」は主語だな。「ストレスは」とか「ストレスが」という意味になるだろう。
workers' … 「労働者の
health. … 「健康

今度の「各個撃破作戦」では↓こういう考え方になります。

[that 以下]はよく知られている、(that以下→ ストレスが、〜に影響する、労働者の健康)

→[ストレスが、労働者の健康に影響すること]はよく知られている

お〜! ビンゴ!

という具合に、意味がわかります。
つまり、文法
「1個1個しか単語が見れない英語の嫌いな人」に「正しく順番を並べるガイドを与えてくれるもの」なわけです。
このように「文法は『英語が嫌いな人にはとても役立つもの』なのです。

実は、文法にはもう1つ、『英語が嫌いな人』に特有な利点があります。それについては次回話しましょう。
次回は木曜日です。

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