今回は
<なぜなら彼に会ったことがあるので私はその少年を知っている>
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
・I know the boy
・because I have met him before.(←この節を副詞節と呼ぶ)
↑これについて、つまり「副詞節」についてのみ取り上げます。
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
・I know the boy
・because I have met him before. ←なぜの節を副詞節と呼ぶのか…これを説明します。
前々回 know についてやりましたね。know は目的語が必要な他動詞でした。
今回の英文を見てみましょう。
I know the boy because I have met him before.
↑この know の目的語はなんでしょうか?
今回は前回と同じ。なんのことはない 、目的語は the boy です。
今回は前々回のように「目的語が節(主語と動詞があるかたまり)ではない」のです。
I know the boy (私はその少年を知っている)
文全体で言いたいのはほぼ↑これだけです。
この英文は前回とやや似た感じで
because I have met him beforeがついています。
↑この部分の役割について考えましょう。
前回と似ているので前回と同じかどうか確かめましょう。
この部分(because I have met him before)は実は手前の the boy を修飾<しているでしょうか?
[because I have met him before] な [boy] [私は以前彼に会ったので]→[少年] という感じになります。この場合、boy を修飾していると言えるでしょうか?
そもそも him(彼)と the boy(少年)が重複してしまっています。「彼」が「少年」を修飾するのはおかしいでしょう。(同一人物なのですから)
さらに「because(なぜなら〜なので)」が余計。
それでももしも無理やり boy(少年)に修飾させれば
⇒「なぜなら私は以前彼に会ったので少年」
↑こんな意味になってしまいます。これはおかしい。
したがって、
I know the boy because I have met him before.
この英文の↑ここの節は 手前の 名詞boy を修飾していない、ということになります。
ここまでで、
前回のように 節が「名詞を修飾」していない。したがって⇒「形容詞節」ではない
前々回のように節が「名詞の役割」をしていない。したがって⇒「名詞節」ではない
と認識していただきたいのです。
ここまでよろしいでしょうか?
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ここまでであることが言えます
<なぜなら彼に会ったことがあるので私はその少年を知っている>
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
because I have met him before
↑この部分は名詞節でも形容詞節でもない、、、という事になります。
さて!
ここが最重要
実は 名詞節でも形容詞節でもない節を「副詞節」と呼ぶ
と決まっているのです。
したがって
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
because I have met him before
↑この節は「副詞節」となります。
なお、実際は
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
because I have met him before ←この節は
I know the boy ←ここの「全体」を修飾しています
これは前回のようにboyという[名詞(1つ)」を修飾しているわけではないありません。前回のように【名詞1つ】を修飾していれば「形容詞節」です。しかしこれはそうではない。【文全体】を修飾している。こういう場合は「副詞節」という分類になります。
良いでしょうか?
次回は確認問題を出します。
この続きは来週の月曜日です。金曜日に文法放送は有りますが、6月からはアルクからの告知はありません。
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