苦手なりの受験英語(アルク版)

学校の成績の上げ方実践例(8)

 今回はシリーズ8回目です。中2で英語の点数10点しか取れなかった私の姪が、高2の現在では98点を取り、学年4位の点数を取得自主的にシャーロック・ホームズの原書(英語版)読もうとするまでになった話をしています。私が姪を教えるようになってあらの記録は既にtwitterで順次つぶやいてきました。先に過去3年分のツイートをご覧になりたい方はここをご覧ください。そこには既に姪関係のつぶやきのみをまとめてあります。

今回のテーマ
学習に時間がかかる。いろんな意味で(後半)

・該当のつぶやき3・<英文を覚える作業:問題を解く作業に恐ろしく時間がかかる>

2011年10月1日(土) 00:51
中2姪と腐女子生徒との比較:の夏休みの宿題の1つ「約200文字の英文暗唱」の話。姪は90分×5日間、俺と練習してなんとか覚えた。⇒今日同じ英文を腐女子に見せ、「中2の頃の君ならどの位で覚えられそうか?」と聞く。返事は「休み時間で十分」だった。これが得意不得意の差だと考える。

2012年8月3日(金) 22:16
中3姪英語教室:「英語が苦手な人は不定詞が苦手・難しく感じる」というのが俺の主張の1つ。一昨日と今日で俺は姪に不定詞を教えた。使用教材の不定詞の部分には「制限時間40分」と書かれていた。しかし姪の場合、間違いながら4時間かかってもまだ終わらない。しかし俺は苦手なら当然と思っている

 腐女子(生徒)、とは当時私が教えていた別の生徒のことここに合格体験記があるが、この下側の人(国立に受かった人である。
この生徒は比較的英語が得意だった。彼女に見せたところ、休み時間で覚えられる英文だと言っいてた量の英文だった。姪はこれを450分(7時間30分)かけないと覚えられなかったのである。
 単純な問題集も解くのに時間がかかる。問題集に書かれてている制限時間内になんかとてもじゃないが終えられない。適切な制限時間の6倍の時間をかけても、解き終わらなかったのである。
 ただしこれは褒めて欲しい部分だ。嫌な英語を、7時間30分もかけて覚えるのだ。そばにいる得意な人が休み時間で覚えきってしまうのを横目に、7時間30分も暗誦の練習を姪は行ったのだ。平均的な中学生が40分で答える問題を姪は4時間かけて終えたのだ。

・該当のつぶやき3・<ただし長く学習はする>

2011年9月23日(金) 12:18
姪の英語教室:三行の解釈を終えた時点で90分たってしまった。予定の授業時間である。俺は「今日はこの辺にしようか」と提案した。すると姪は意外なことに「まだやりたい」と言ってきた。結局そのページの訳を3時間かけて終わらせた。意外に頑張り屋さんで驚いた。

2011年10月28日(金) 00:20
中2姪英語教室:this, that, but, world, plan, gave, read, how ... 以上、今日の授業で、姪が読めなかった単語。もちろん意味なんか知ってたわけがない。もっと難しい単語ももちろん読めないし意味も分からない。それでも今日も4時間も頑張った。

2012年2月24日(金) 01:40
has を「ヒズ」と読み、with を「ウィッチ」と読む姪。明日定期試験のため、午後8:00〜午前1:30 までの5時間半英語の勉強をした。しかしおそらく試験はいいとこ30点ぐらいだろう。30点では世間だと「勉強してない」と言われる。でも褒めて欲しい。姪は英語を見たくないのだから

2012年9月4日(火) 16:32
中3姪英語教室:姪の学校の1コマ(50分)の授業の予習にかかる時間は3時間。具体的に言うと、英語の教科書に載っている「9行の英文」の中にある全ての単語の読み方1つずつを把握させる。その単語の意味を1つずつ把握させる、その上で英文の和訳例を作らせる。それを直す。以上の工程に3時間。

 姪が凄いのは、ちゃんと学習することである。そりゃあ当時の姪は普通の人の6倍ぐらい時間がかかった。それでもやり遂げたのである。褒めてやって欲しい。

 もっともこれだけ時間をかけても高校受験1ヶ月前でも that は thet と書いていたし、her は har と書いていた...。

 逆に考えよう。
これだけ時間をかけてもデスレクシア(識字障害)はそうは簡単に直るものではなかった
しかしこれだけ学習が困難なのに、長時間の勉強は可能であった。
ということである。

金曜日はいつもの文法放送。なお、この続きはいつもの月曜日ではなく日曜日です。

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