今回でこのシリーズは最終回です。
これまでのまとめから。
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<先入観の是正>
「学校で文法を過度に教えているから、日本人は喋れないんだ」←などと未だに言われるが、これは完全な偏見。実際は逆。文法はないがしろにされている。そもそも先生が文法に疎い。先生が文法を知らないのだから、生徒に文法を教えられるはずがない。。
<現在英語がペラペラの人の多くは「英文法が要らない特別な人たち」>
・現在英語がペラペラの人の多くは「例文を(簡単に)覚えられる能力がある」ので、彼らには文法知識が要らない。ただし、この能力があるのは20人に1人ぐらい。
・そのほかの大多数は、大量に例文を覚えられるだろうか? 覚えられれれば、喋るのにも文法はさほどいらない。
・文法を覚えていれば、例文を覚えやすい人もいらっしゃる(例:清水さん)
・文法を覚えていても、例文をさっぱり覚えられない人もいる(例:私)
・仮に例文をさっぱり覚えられなくても、単語を覚え、文法を覚えて、読解の演習をつめば、英文を読みこなせるようになる。...そして訓練次第(1週間の英語合宿など)でぺらっぺらに喋れるようにも成れる。私のような「英語を喋りたくない人間」でも喋れるように成る。
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おそらく「私が最悪のタイプのサンプル」だと思うのです。
・中学高校で、英語は赤点以外を取ったことがない英語落ちこぼれ。
・英語に全く興味なし。英語には不快感しかもようさない。
・何より「私は英語を喋りたくない!」
↑こんな最悪の人間でも、英語を喋れるようには成れたのです。喋りたくないのに喋れるように成ったのです。その原因・理由は「文法」のおかげに他なりません。覚えている文法を駆使して、読解力をつけました。単語を組み立てて「意味が通る英文を喋る」ことも可能です。
私ほど英語の才能がない人は珍しいと思います。皆さんはそれ以上の英語の才能をお持ちだと思います。しかし、20人のうちの1人に該当するような英語の能力が高い人を除けば、「文法は英語を使いこなすのに、喋るのに必要」だと思います。つまり20人中19人は多かれ少なかれ、文法が必要だと思います。
最後に「文法の必要度は差がある」という話をしましょう。必要な文法力ですが、これも個人差があると思います。私のようなスーパーアンポンタンは、マニアックになるほど文法が必要です。
センス0...マニアックになるほど文法の知識が必要です。そして使いこなす訓練が必要です。私はこのタイプ。私は分厚い英文法の問題集を7回解きなおしました
センス20...センス0ほどではないですが、普通の人以上に文法に詳しくなる必要があり、訓練も多量に必要です。文法の問題集を6回ぐらい解きなおしましょう。
センス40(文法型)...ごく普通のセンスの持ち主です。文法型のあなたは、文法の問題集を5回ぐらい解きなおしましょう。
センス40(例文型)...ごく普通のセンスの持ち主です。例文型のあなたは、文法の問題集を4回ぐらい解きなおしましょう。ただし分詞と時制と仮定法は4回では足りないかもです。納得いくまで解きなおして下さい。
センス60(文法型)...普通以上のセンスがあります。文法型のあなたは、文法の問題集を3回ぐらい解きなおしましょう。
センス60(例文型)...普通以上のセンスがあります。例文型のあなたは、文法の問題集を2回ぐらい解きなおしましょう。ただし分詞と時制と仮定法は2回では足りないかもです。納得いくまで解きなおして下さい。
センス80...優れた英語センスをお持ちです。ですが最高値ではありません。文法の問題集を1回ぐらい解きましょう。ただし分詞と時制と仮定法は納得いくまで解きなおして下さい。
センス100 ...あなたに文法は必要ありません。
「文法がいらないセンス100の人」はおよそ5%ぐらいだと思います。
それ以外の95%はぜひ必要な文法力を身につけて欲しいと思います。そうすれば、喋ろうと思えば「私のように文字通り【嫌でも】英語が喋れるようになる」と思います。
今回は以上です。いかがだったでしょうか?
金曜日はいつもの文法放送。
来週の月曜日は雑談です。新しいシリーズは再来週の月曜日から始めましょう。