苦手なりの受験英語(アルク版)

苦手な人の英文解釈勉強法(7)

では、やっと本格的に始まります。

まず用意するもの
・(文法的な解説が詳しい)長文の英文解釈参考書
・辞書(英和)
・ノート
・筆記用具(シャーペン・消しゴム)
・カラーマーカー
・単語帳
・コピーするお金。(もしくはコピー機w)
・勉強する時間
・本人
・先生

今日はまず
(文法的な解説が詳しい)長文の英文解釈参考書
これから解説します。よく「良い長文の解釈の参考書はないですか」と聞かれるのですが、ここでは具体名は敢えてあげません。
そもそも、
「英語が苦手で困っている人向けの良い長文の解釈の参考書
「英語が得意な人向けの良い長文の解釈の参考書」
違うと思っています。

「英語が苦手で困っている人向けの良い長文の解釈の参考書」には「得意な人には知らなくて良い情報」が沢山書いてあります。つまり得意な人向けではない
「英語が得意な人向けの良い長文の解釈の参考書」には「苦手な人には理解不能な情報」が沢山書いてあります。つまり苦手な人向けではない。

さて、ここで考えて欲しいことが1つあります。「英語が苦手で困っている人向けの良い長文の解釈の参考書」と「英語が得意な人向けの良い長文の解釈の参考書」…どちらが有名な参考書、人気のある参考書になるでしょうか?

「英語が得意な人向けの良い長文の解釈の参考書」の方です。
なぜなら、
・参考書を薦める人は自分がやって役に立った参考書を薦めるはずです。「この本が役に立った」とはっきり言える人は、英語の苦手な人でしょうか?得意な人でしょうか? 得意な人ですね。苦手な人が「これをやって得意になった」とは言わない、言えないからです。
特に怖いのが「(普通の)英語の先生が薦める長文の解釈の参考書」です。(普通の)英語の先生はず〜っと英語が得意であったはずです。とすれば、薦める参考書は「得意な人向け」である確率が高いのです。確率が高いだけで絶対そうであるとは言えませんが、この点に十分気をつけるべきであると思います。私は毎年「人気だけに騙されて、得意な人向け参考書をやり始めて次々挫折していく苦手な人」を見続けています。

以上を踏まえて
「文法的な解説が多いか」
「長文の参考書であるか」
という点を踏まえて、探すべきであると私は思います。

特に文法的な説明が多いものを選んでください。ちなみに普通の英語の先生は「文法的な説明が多い参考書」を嫌います。普通の英語の先生は文法が嫌いだからですw

次回は、月曜日の更新です。辞書について書こうと思いましたが、既に散々書きましたから、それについてはこちらを参照して下さいノートについて書きます。ノートだけで3〜5回ぐらいの連載になると思います。宜しくお願いします。

次回はこちら

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