苦手なりの受験英語(アルク版)

苦手な人の英文解釈勉強法(8)

ではノートですね。
おっとその前に必要な作業がありました。 長文解釈の英文を、その問題ごとにコピーしましょう。

(文字が小さい場合は、拡大コピーしましょう) (余談:今はコピーが手軽にできて良い時代なんです。コピーが普及していなかった時代は、英文解釈の勉強は「英文を全部手書きで書き写す作業」をしていた人が多いんですよ)

コピーしましたか? 終わったら(英語が苦手でどうしょうもない自信がある人は)段落を目安に「6〜13行」ぐらいごとに、きれいに切り取りましょう。それをノートの見開き「左上」にはります。基本は糊(のり)ではります。(セロハンテープでも良いとは思うんですが、そうすると後々汚くなるので糊を推奨しています)

この段階ではノートの見開き、「左下」「右上」「右下」は空欄になります。ここまでよろしいでしょうか?

「右上」には、訳例を書きます。必ず「1行おきに」「自力で訳した訳例」を書いてください。間違いだらけになるのは覚悟してください。いまできる精一杯の訳例を書いてください。苦手な人は「ここに時間をかけるかかけないかで勝負が決まります」

得意な人にぜひとも知って欲しいことがあります。この自力による訳例作りこそ「苦手な人が最もやりたくない作業」です。

「得意な人が特に辞書も引かずにスイスイ訳出し、その美しさと正確性を競っている」の横目に、「苦手な人は、苦痛にあえぎながら辞書を何度も引いて、単語の訳例を探します。ところが調べたところで適切な訳例が見つからない。あ〜だこ〜だ考えに考えて、“単語の数珠つなぎ”をし、莫大な時間を費やしたあげくにまず「間違いだらけの訳例」が出来上がる。先生や友達に馬鹿にされ「時間と労力と“不快さ”と戦って、間違えて恥をかくだけの作業」なんです。

ですが、苦手な人の皆さん。これをやってください。この積み重ねしかないのです

やり方のコツは3つあります。おっと、それについては水曜日にしましょう。
※実際は木曜日の更新になりました。

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