苦手なりの受験英語(アルク版)

英文法の単元別 特徴・注意点(11)

単元名 【時制】

【特徴】
英語が得意な人でも難しく思う人が多くいる。

例題
次の空欄に適切なものを選びなさい。
I(   )always wanted to see the sight of Matsushima, so I agreed to go there with them.
 a. have b.had

誤答例
 a. have
正解
 b.had

解説
 英語の得意な人は「have always wanted」のほうが「なんとなく聞き覚えがある」という理由で選択肢から have を選ぶことが多い。こうして英語が得意な人は誤答を連発する。彼らは「後ろが過去時制だ」…なんてことをほぼ考えないのでこの手の問題を間違い易い。この例題は「後ろが過去時制であるから、時制を合わせて had(過去時制)になる」わけだが、英語が得意な人はこういう「後ろを見て(時制を合わせて)解くこと」を嫌がる。難しく感じてしまう。
 ちなみに私はろくに英文を覚えていないので、「なんとなく聞き覚えがある」かどうかで私は判断しない(できない)。おかげで正答を連発し、時制を全く難しく思わなかった。

【注意点】
・特に完了形を難しく感じる人が多い。なぜなら日本語には完了形がないからである。
・英語は日本語よりも時制をきっちり正確に言いわける言語である。正しく時制を合わせる作業が必要となる。時制が苦手な人はこれをゆっくり丁寧に練習すること。

【参考ページ】
私からはない。

 金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
目次ページへ

-苦手なりの受験英語(アルク版)
-