苦手なりの受験英語(アルク版)

英文法の単元別 特徴・注意点(13)

単元名 【時制の一致と話法】

【特徴】
これも英語が得意な人ほど難しく感じ、苦手な人ほど簡単に感じる

例題
次の日本語の意味になるように空欄に最も適切な英単語を選択肢から選びなさい。
(私はAチームが勝つだろうと思った)
I thought that team A (   ) win the game.
a.should b.may c.will d.would

誤答例
 c.will
正解
 d.would

解説
 英語の得意な人は「they win the game」のほうが「なんとなく聞き覚えがある」という理由で選択肢から1つを選ぶことが多い。「 team A will win the game が一番聞気覚えがある・team A would win the game が一番聞き覚えが薄い」…という理由で will を選ぶ。こうやって英語が得意な人は誤答を連発する。彼らは時制を考えない。thought が過去時制だ、とか…なんてことをほぼ考えないので間違っていまう。この例題は述語動詞 thought で全体的に過去の話なんだから、通常は will を過去形の would が正解。

【注意点】
・「この英文は何時制なのか?」…これをいちいちきちっと把握する。そのくせがつくかどうかが勝負。つけば簡単である。
・話法は50年前の受験では大流行した。しかし現在は流行していない。現在はさほど重要ではない。参考書を(見ないで…ではなく)見ながら正しく話法の転換ができるようになればいいと私は思う。

【参考ページ】
私からはない。

 金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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