苦手なりの受験英語(アルク版)

英語が苦手だった人と文法の関係(2)

うむ~見つからなかったでしょうか...
なかなかいないんですなあ~。
私が知っている限りをあげます。

まず1人目は私の4人いる師匠の1人
...井川治久先生
次に
アルクでベストセラーを書いていらっしゃる
...阿川イチロヲ先生

後は「」かな~~w
他にもいらっしゃるはずなんですが、なかなか見当たらないですね~

さて、ではこの3名の共通点を考えていただけますでしょうか?

全員例外なく「文法」の重要性を主張していると思います。

井川先生は私以上に文法オタクです。文法に関する受験参考書を多くお書きになっています。
阿川イチロヲ先生は「英文法のトリセツ」という本をお書きになっています。
実は私も書いて、いや、描いているんですよw

ところが英語が最初から好きな方で、文法の大事さを強調する方は(いらっしゃいますが)少ないのです。まして私のように「文法オタク」はまずいません。

それに引き換え、苦手だった方は違います
ぜひ引き続き、英語が苦手で困っていた方を探して欲しいのですが、例外なく「文法」の重要性を主張していると思います。

何が言いたいのかというと
「文法こそ『苦手な人が得意になる鍵』である」
・少なくとも「受験英語」は文法命!文法が1番大事!文法こそが鍵!

ということなんです。

なぜかというと、「文法によって分かる」からなんです。
<「分かる」の解説はこちら>

でもですな...この意見は残念ながら広がらないんです。
なぜならば...
 ↓

大多数の英語の先生にとってはそうではないからです。

前のシリーズの最後で書いたことです。
「英語が好きな方にとって、文法的説明は不快」
だからです。
多くの英語の先生にとっては「文法はそれほど大事ではない」のです。最初から得意な人だと、やらなくてもできてしまうからです。
したがって英語のできる人を集めれば、文法が初期に大事だ!と思っている人は少数派なんです。

しかし英語が極端に苦手な人であったが克服した人だけ集めると「例外なく」文法をみっちりやっています。文法から得意になっています。文法が重要だと主張されるはずです。これを証明したくて、読者の方に探していただけないかとお願いしたわけです。(できたら引き続きお探し下さい。m(_ _)m)

しかし英語が極端に苦手な人であったが克服した人というのはあまりいないようです。

つまり英語の得意な人を集めると、英語が最初から普通であったか、好きであったか、そういう人ばかりにになるわけです。
そういう彼らからは「文法の大事さ」は強調されないのです。実際、最初から好きな方にとってはあまり大事ではないからです。

したがって「苦手な人は文法が大事だ」という意見は、得意な人の中でも同意してくださる方が少ないのです。
人は多数決に流れる傾向があるので、この意見はあまり説得力を持たず、したがってあまり普及しないのです。

 
 
何度も言っていますが
私の意見は「苦手な人は文法が大事だ」というものです。

実は別の角度から考えれば
「最初から好きで得意な人は文法は重要ではない」というものでもあるのです。
それでも、いやそれだからこそ、文法の重要性を叫ぶ声はあまり普及しないと思っているのです。

次回は木曜に
「英語が苦手な人は文法で悩む」
というお話をします。お楽しみに。

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※翌日より「3分間文法講座」の話が飛び込みます。そちらを見たいかたはこちら

一気に「3分間文法講座」の概要を知りたい方はこちら

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