(以下は過去の再放送です)
「英語の歌を歌えば楽しくなって英語が好きになる」という話題に触れてみたい。
私はその所為で逆に大嫌いになった!
私が中学で英語でもっとも苦しんでいた頃、私はいつも考えていたことがある。
「どうにか英語好きになれないものか?」
好きになれば勉強するだろうと考えたからである。
私の通っていた中学高校は少々特殊で生徒の過半数以上が英語が得意で好きな人であった。
英語で悩んでいた私に、英語の先生はもちろん友人の多くがしきりにアドバイスしてくれたことがある。
「洋楽を聞けばいいよ〜俺はこれでますます英語が好きになった」
この時ちょうど学年全員で「英語の歌」を歌わなければならない「行事」があった。
英語科の先生が「英語を楽しもう」と考えて作られた行事であった。
私には歌詞カードとテープが渡された。
曲は良かった〜素敵だった!
さあ、私はどうなったと思う?
こうなった!
家に帰りテープを聴く。
↓
w(°O°)wなんと素敵なメロディだ!!(私は音楽は割りと好きだ)
↓
よ〜しがんばって歌詞を覚えるぞ!!!!
↓
歌詞カードを見る
↓
……
↓
●「読めない…発音できない…なんて言っているの?これじゃあ歌えないじゃないか!」
↓
「第一意味がワカラン。この単語の意味を辞書で全部調べるの?〜〜いやだあ〜〜〜〜」
↓
↓
友人に歌詞の発音(読み方)を聞いてカタカナでフリガナのように書く。(ただし意味を聞いたら「自分で調べろ!」と言われた)
↓
がんばって覚える!
↓
がんばって覚える!!!!
↓
……
↓
がんばって覚えるぅ〜〜〜!!!!!!
↓
……
↓
●全然覚えられない!!!
↓
第一意味が気になる。しかし「英語が苦手な俺に意味など分かるはずが無い」
↓
友人はその頃「スラスラ歌ってる♪」楽しそう〜♪
↓
だからがんばって覚えようとする!
↓
●友人の3倍は時間をかけて覚えようとする!!!
↓
●全然覚えられない!!!
↓
行事の日が来る
↓
友人は皆楽しそうに歌っている。
↓
●しかし私はまったく歌えない
↓
楽しそうに歌う友人たちを羨ましげに眺める
↓
歌い終わって、友人たちは、本当に楽しそうであった
↓
そのときの英語科の先生たちの嬉しそうな顔…。
↓
しかし英語の先生は【私が満足に歌っていなかった】のに気づいていた。
↓
●先生に話しかけられる
↓
以下のように言われた。。。。
「お前はなぜ歌わなかったのか?」
「歌詞を覚えてこなかったのか?なぜだ?」
「お前には英語を楽しもうとする気が無いのか?」
英語教師のその目は「「楽しいイベントに積極的に参加しなかった(様に見えた)私を卑下する目」であった。
「嫌いな英語を一生懸命楽しもうとした結果」がこれである。
…歌えなかった。楽しめなかった。…覚えようとしたのに覚えられなかった。…それを英語教師は認めてくれず、「なぜ勉強しようとしなかったのか」となじった…
私は必死に英語を楽しもうとした。しかし結果は苦しめられただけであった。 私が「私は覚えようとしました!楽しもうとしました!」と言っても、英語の先生は信じてくれはしなかった…
これが私が英語がますます嫌いになった理由の1つである。
この理由はけっして英語好きな人には当てはまらない。
●アンチ巨人のプロ野球ファンの「如何に巨人が嫌いなのか」という理由が、巨人ファンにけっして当てはならないのと同じである。
(以上は概ね再放送。オリジナルはこちら。)