苦手なりの受験英語(アルク版)

英語嫌いの英語教師の理由(3)

英語が嫌いなのに英語の先生をやってる理由
その2・英語嫌いの苦しみを知っているから

 私は極端に英語ができませんでした。

中1の最初の英語のテストは100点満点で12点
girlが発音できず大恥をかく
英語の歌が歌えない
・高1時は英語のテストは100点満点で7点(平均点は83〜84点のテスト)。ぶっちぎりの学年最低点。
・単語の小テストは合格点など1度も取ったことがない
・英語の宿題を満足に終わらせたことがない(いいとこ、友人のノートを書き写して終わらせる)

・無論通信簿は毎回赤点。毎年成績判定会議にかけられ、落第の危機に陥っていた。

・同級生からは無能扱いされる
・親からも無能扱いされる
・英語の先生からももちろん最高に無能扱いされる

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 こういう状態なので、周りからは「頑張ってない奴」と言われたものです。
 これはとんでもない話です。当時これでも「私は頑張っていた」のです。

だいいち、こんな状況で「ウキウキ」しながら学校生活を送れると思いますか? こんな状態で、ありえないぐらい膨大な宿題は課されるは、先生には会うたびに「勉強しているか?」と言われるは、親からは「勉強しろ!」以外の言葉をかけられなくなるは、、、、

 こういう境遇と私は当時戦っていたのです。

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 今は、小さな塾に出向で行っています。英語ができない生徒さんも多くいます。できない生徒さんに向けて私は殆どの場合「お前は頑張ってる」と声をかけます。彼らが本当に頑張っていることを私は知っているからです。それは私みたいに「英語嫌いの苦しみを知っている」人しかできないことではないでしょうか? これも私が英語教師をやっている理由の1つなのです。

 金曜日は文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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