苦手なりの受験英語(アルク版)

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(8)

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今回は「形容詞」という言葉を説明します。日本語でも形容詞ぐらいありますから、なじみのある言葉とは思います。でもこの定義を言えますか?

英語の形容詞の定義は実は簡単です。
「名詞を修飾するもの」「名詞ではない補語」です。

もっとも↑これだけでは分からないかも知れません。詳しく説明しましょう。

「名詞を修飾するもの」

まず、日本語で考えましょう。
例えば「美しい女性」という言葉を例に取りましょう。

女性」という単語の品詞は「名詞」です。これは大丈夫でしょうか?
では、「美しい」という単語の品詞は何でしょうか?
⇒実は(日本語でも)「形容詞」です。

美しい女性」を例に↓場合、
美しい」という言葉は、次の名詞である「女性」に「どんな性質を持っているのか」という説明を加えています
こういう、「何らかの単語(場合によっては文全体)を、直接「説明する」こと」を「修飾する」と言います。

したがって、
美しい女性」の場合、⇒「美しい形容詞)」が「女性名詞)」を修飾している
と表現されます。ここまでよろしいでしょうか?

ではこれを英語にしましょう。
美しい女性
 ↓
beautiful woman

そのままですね^^; 
辞書を引けば分かりますが、beautiful形容詞です。woman名詞です。
beautiful woman もやっぱり、⇒「beautiful形容詞)」が「woman名詞)」を修飾している
と表現されます。

このように「名詞」を修飾する単語の品詞を「形容詞」と呼びます。
ここまでよろしいでしょうか?

ではもう1つの方に行きます。

・「名詞ではない補語」
補語」という言葉の意味は分かるでしょうか?
ここの下の方でやっています。忘れてしまった人は確認してください。
↑ここでやった例文を持ってきましょう。

He is a boy. (彼は少年である)
 Hea boy だから、a boy は「補語」。
主語[He]と同じ(=[イコール])だから、この補語は【主格補語】とも呼ばれる)

・He made her a good nurse. (彼は彼女を良い看護婦にした)
 hera good nurse だから、a good nurse は「補語
目的語[her]と同じ(=[イコール])だから、この補語は【目的格補語】とも呼ばれる)

こうでした。では今度は↓こういう文を見てみましょう。

・He is beautiful.(彼は美しい)
・He made her beautiful.(彼は彼女を美しくした)

↑この場合の「beautiful」の品詞を考えましょう。
beautiful の意味は辞書引けば分かりますよね。⇒「美しい」と書いてあるはずです。(本当は同時に品詞も分かってしまいますが、今はそれは無視します)
美しい」という単語の品詞は名詞でしょうか? 
ここの最初の方で確認しましたね。「○○の【美しい】」とは言えないので、「名詞」ではありません。

しかし

・He is beautiful.は
Hebeautiful)であるので、この英文の beatifulHe の「補語」(主格補語)。

・He made her beautiful.は
her beautiful)であるので、この英文の beatifulher の「補語」(目的格補語)。

となります。ここまでは大丈夫?
このように、beautiful は名詞ではないですが、補語なわけです。
形容詞のもう1つの定義は「名詞ではない補語」でした。つまり、この2つの英文の beautiful は「形容詞」であるわけです。
お分かりいただけるでしょうか?

なお、

「名詞を修飾する形容詞」
beautiful woman美しい女性
このように↑使われる形容詞を
 「限定用法」で使っている…と呼ぶことがあります。

・「名詞ではない補語」
He is beautiful.(美しい
  He made her beautiful. (彼は彼女美しくした)
このように↑使われる形容詞を
 「叙述用法」で使っている…と呼ぶことがあります。

(形容詞によっては、「限定用法でしか使えない形容詞」や、逆に、「叙述用法でしか使えない形容詞」なんてのがあります。多くは両方の用法で使えますけれども。

以上が「形容詞」の説明でした。いかがでしたでしょうか?

明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。

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