苦手なりの受験英語(アルク版)

雑談:ドラえもん:ぼくよりダメなやつがきた

ドラえもん23巻(てんとう虫コミックス)の中に「ぼくよりダメなやつがきた」という作品がある。
大げさなことを言うと、小さいころに見たこの話が今の私を作ったかもしれない。

今ならyoutubeで見れるのでぜひ見て欲しい。
(↓これは新ドラバージョンだが、話の内容は同じ)
youtube「ぼくよりダメなやつがきた」

以下はyoutubeの動画が消えてしまった場合の説明である。
「ぼくよりダメなやつがきた」という話は以下のような内容である。
・のび太の学校に「多目くん」という少年が転校してくる。
多目くんは、のび太よりも成績が悪く、運動能力もない。
のび太は、多目くんの登場に大喜び。
・家に多目くんを呼び、宿題をいっしょにやる。のび太のほうが多目くんよりも出来がよい。
・勉強中、のび太多目くんに「そんなのもできないのか!」と言い、ご機嫌である。
・しずかちゃんの前で、2人のかけっこを見せる。のび太のほうが勝つ。のび太は大喜び。
のび太はジャイアンに野球のメンバーに誘われるが、へまして殴られるのが嫌なので、代わりに多目くんを推薦する。
・のび太は、家に帰って、ドラえもんに「どんな試合になるか、想像するだけで笑っちゃうよw」と笑う。

・ここで「ドラえもん」がひみつ道具を出す。

 「配役入れ替えビデオ

・そこでは
  「のび太」が「スネ夫」に、
  「多目くん」が「のび太」に、
 入れ替わった「過去のシーン」が映し出される。

・勉強中、スネ夫のび太に「そんなのもできないのか!」と言い、ご機嫌である。
・しずかちゃんの前で、2人のかけっこを見せる。スネ夫のほうが勝つ。スネ夫は大喜び。
スネ夫はジャイアンに野球のメンバーに誘われるが、へまして殴られるのが嫌なので、代わりにのび太を推薦する。
スネ夫は「どんな試合になるか、想像するだけで笑っちゃうよw」と笑う。

のび太は試合場に行く。多目くんがへまをしてジャイアンに殴られそうになっている。
のび太は、「やめろ! 多目くんを推薦したぼくの責任だ」と言って、代わりに殴られる。

・ドラえもんは、帰ってきたのび太を「よく殴られた!」と褒める。

・残念ながら多目くんは転校してしまう。のび太に「いじめっこに殴られるのかばってくれた」ことなどのお礼を言いながら…。

以上である。

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正直、吐露する。
小学生の時のは、まさに「配役入れ替えビデオの中のスネ夫」であった。当時私は算数がバカみたいにできた。だから算数ができない友達を「そんなのもできないの?」とバカにしまくっていた。

その因果応報が中学・高校の時に訪れた。
中学・高校の時のは、まさに「配役入れ替えビデオの前の多目くん」であった。当時私は英語がバカみたいにできなかった。だから英語ができる友達から「そんなのもできないの?」とバカにされまくっていた。
友達はもちろん、英語の先生からも「そんなのもできないの?」とバカにされまくっていた。

英語のできる皆様、および、英語の先生の皆様
あなたは、「配役入れ替えビデオ」を見る前の「のび太」、になっていないでしょうか?

今は、私は英語を教える立場にある。
は、どんな場合でも「配役入れ替えビデオ」を見る前の「のび太」になりたくないのである。

次回は新シリーズ「英語嫌いのホントのワケ(仮称)」を始める予定です。
木曜日からです。よろしくお願いいたします。

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