苦手なりの受験英語(アルク版)

ちゃんと覚えよう! 名詞相当語句(5)

名詞の役割を何度でも確認しましょう。

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名詞の役割とは

 1・主語に成れる
 2・目的語に成れる
 3・(場合によっては)補語に成れる

です。
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では、今回の
名詞でないのに、これらの名詞の役割を担うことができるもの
を紹介していきましょう。

(その3)不定詞(の名詞用法)

「to do 〜」はという『不定詞』には「用法」というものがあります。
名詞用法・形容詞用法・副詞用法
の3つです。
このうち「名詞用法」だけが、その名の通り、「名詞的な役割」を果たします。すなわち「名詞相当語句」なのです。
不定詞については、このシリーズを(ちゃんと下から)ご覧になっていただければと思います。

実は、「to 不定詞の名詞用法」は前回やった(動名詞)の場合そっくりです。Ψ(`∀´)Ψ

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 1・主語に成れる

例文 To play the guitar is fun.(ギターを弾くことは楽しい)

[To play the guitar] の塊が is主語ですね。
このように
 「to do +数語」の塊
は、文の主語に成ることができます。

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 2・目的語に成れる

例文 He likes to play the guitar.(彼はギターを弾くことが好きだ)

[to play the guitar] の塊が他動詞 likes目的語ですね。
このように
 「to do +数語」の塊
は、文の目的語に成ることができます。

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 3・(場合によっては)補語に成れる

例文 His pleasure is to play the guitar.(彼の喜びはギターを弾くことだ)

[to play the guitar] の塊が第2文型の自動詞 is補語ですね。
このように
 「to do +数語」の塊
は、文の補語に成ることができます。
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と、このように、「不定詞(句)」の名詞用法は、「名詞の役割を担う」ことができます。
つまり「不定詞(句)の名詞用法」は名詞相当語句なのです。
お分かりいただけたでしょうか?

明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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