苦手なりの受験英語(アルク版)

受験と単語帳と覚え方(10)

さて、得意な人の場合はどうでしょう?

『単語を例文で覚えるようにしてみよう』

例えば、solve (~を解く)という単語を覚えるとします。
 

 He solved the difficult problem.

 
・difficult な problem を solve したわけか。・(diffficult も problem も意味を当然知っている)
・おお、こんな感じで使うわけだな。じゃあ solve って「~解く」って意味だろう。(と類推する場合もあるが、とくに日本語の意味を考えない場合もある。この辺を感覚で処理してしまう。)・(一応、意味を参照する場合もある。おお、「~を解く、解決する」か。やはりな。)
文で覚えると「感触がよくわかって」役に立つなあ~

苦手な人の場合とは違い、覚えやすく、感触もよくわかります。(ついでにいうと、自動詞か他動詞かも無意識に覚えることになる。動詞の後に名詞が来ているから、当然他動詞なのだ。だけど、こうした自動詞とか他動詞とかの役割も認識しないのに、「感覚的に」わかってしまう。文ごと覚えているわけだから、仮にHe solved with the difficult problem.という文を見かけたら、「あれ?変だよ!」と違和感を感じて、それが誤文だとわかってしまうのだ。「カン」で。

苦手な人とは違い覚えやすく、英語的感触もわかって応用も利く、すばらしい方法になるのです。

では続きは月曜日です。m(_ _)m

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