苦手なりの受験英語(アルク版)

受験英語とは何か?(4)


今回は、受験英語を構成する要素を考えましょう。

(1)英文解釈
(2)英会話【文】
(3)文法・語法問題
(4)熟語問題
(5)発音アクセント問題
(6)英作文
(7)ヒアリング

以上の7つです。「あれ? 英会話があるよ〜」と思った方、早合点しないでくださいね。
「英会話【文】」なんです。会話をするわけじゃあありませんw
要するに「文字情報」です。だから、英会話【文】は実のところ「英文解釈の一種」なのです。

以上の7つを入試のために学習するのが受験英語です。

入試問題の要素の割合を考えましょう。
ヒアリングは特殊なので、それ以外の要素の平均を考えれば
どんな大学の入試問題でも、問題全体のうち約半分は「英文解釈問題」です。
平均的な入試問題の割合をもう少し具体的に示しましょう。
あなたが受験生だとしたら、「こんな感じなんだ」と思ってもらえればと思います。

(1)英文解釈         60%
(2)英会話【文】       10%
(3)文法・語法問題     10%
(4)熟語問題         10%
(5)発音アクセント問題   5%未満
(6)英作文          5%未満

志望校によっては、発音問題や英作文が全くでない学校もあります。
会話「文」問題や、文法問題が、平均よりも多くの割合を占めるところもあります。
(こういったものを「傾向」と呼びます)
しかしどんな大学の入試でも
(1)英文解釈
だけは確実にあります
。「英文解釈問題しか出さない大学や学部」もあります。

ところで、受験生のみなさん。今から志望校がしっかり決まっていますか?
まだ「カチッ」とは決まっていないのではないでしょうか?
だとしたら、仮に「結局は英文解釈しか出ない学校だけ受験する」ことになったとしても
(1)〜(7)の要素を全て学ぶべきだと思います。
そもそも、模試では「以上の7要素を全部テスト」されます。だから全てにおいて得点が取れるような学習をするように、学習プランを立てましょう。12月までの学習プランですよ!

次回は、この7要素のうち、最も大事な「英文解釈」について、触れたいと思います。
ここがなんといってもメインですからね! ここの取り込み方次第で合否が決まると行っても良いでしょう。
英文解釈の取り組み方について書きます。次の更新は木曜日です。

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