苦手なりの受験英語(アルク版)

英語嫌いのホントのワケ(6)

前回、嫌いになるポイントは
 「分からない
である、と説明しました

もう少し、「分からない」を研究してみましょう。

もちろん最初は、算数・数学で例えます。

(1) 3+5−4=
(2) 6×2÷3=
(3) 3/4+5/7=
(4) x^2+6x−7 を因数分解せよ
(5) (a−2b)^6 を展開したとき、a^2b^4 の係数を答えなさい。

大多数の英語好きな人は↑を全部目を背けたと思います。数学がお嫌いでしょうから。
そういう数学嫌いな人でもよーくみれば(1)は、まだ、見れる問題ではないでしょうか?(見れないかもしれませんが)

ちょっと頑張ってみてください。どのあたりから見れなくなりますか?

これが、人によって違うのです。
(1)から見れない人、(2)から見れない人、(3)から見れない人、(4)から見れない人、(5)から見れない人、全部見れる人、
がいます。

私は(4)から先が見れませんw
なぜなら、(4)から先は答えが分からないからです。見当も付きません。

算数・数学が嫌いな人ほど、数字の小さいほう(最悪は(1))から見れなくなります。
算数・数学好きな度合いによって、(1)〜(5)が変わるわけです。掛け算に嫌な思い出がある人は(2)から見れなくなるはずです。分数の計算に嫌な思い出がある人は(3)から見れません。

つまり、分からなくなったところから見れなくなるのです。

ここまでよいですか?

では、これを英語で当てはめます。

(1) What is war?
(2) I like to play basketball.
(3) Have you ever seen such a pretty girl?
(4) I'm foud of this park, which my father used to visit.
(5) The people who would never point to a customer at a counter and remark to friend that the man is wearing a smart tie behave quite differently with famous faces.

さあどこから見れなくなりますか?

ここを見ている人なら、ほとんど英語好きですから、全部見れるかもしれません。
でも人によっては(5)は見れない英語好きな人も、中にはいるかもしれません。

これも算数・数学と同じ。
英語が嫌いな人ほど、数字の小さいほう(最悪は(1))から見れなくなります。

私? (1)から見れません。

なぜか? 私には(1)のような英文ですら、「分からなかった」記憶があるのです。

そうすると、英語好きな人は「うそだあ〜www」と言います。
もしかしあなたもそう思いませんか?

でも、長い私のブログの読者ならご存じですね。
What is war? すら訳せなかった、高校3年生の受験生の話を!
What is war? すら分からない人は大勢いるのです。
私も大同小異
でした。

今回のブログで言いたいのは

分からなくなる段階は、(例えば(1)〜(5)のように) 人によって異なる

ということです。

数学で言えば
掛け算は大丈夫だったのに、分数が分からなくなった人もいれば
因数分解から分からなくなった人もいるわけです。
いやいや、「最初から分からなかった」人もいるわけです。

英語もそうなのです。
What is war? は大丈夫だったのに、
Have you ever seen such a pretty girl? から分からなくなった人がいるわけです。
いやいや、「What is war? も分からなかった」人もいるわけです。

ここまでよろしいでしょうか?

明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。

(↓目次はこちら)
目次ページへ

-苦手なりの受験英語(アルク版)
-