苦手なりの受験英語(アルク版)

雑談:漫画古本プレミア指南

今日は雑談です。私はもともと古本屋で長く働いていたので、その手のお話。
私は将来、古本屋さんを開きたいと思っていました。いえ、今でも思っているのですが、今は無理だと踏んで、やめているのです。今、町の古本屋さんはばたばた潰れているはずです。現在「古本不況」と呼ばれている状況なので、今開いても潰れるだけだと思っているからです。

しばらくこのブログ雑談では、漫画のプレミアのつき方の講座を連載しましょう。
まあ適当に書くので、肩の力を抜いて読んでくださいね。

第1回 初版なんか全然高くない。

私が漫画古本屋で色々困ったことをしばらく書くつもりなんですが。1回目はこれです。
うちの店に漫画を売りに来る方々で、一番多いのは「初版が高い」と思っているケースです。
もちろん高いものもなくはないです。でもそんなのは10万冊に1冊もないんじゃないでしょうか?

大きく分けて、2つの要素があります。

1、「聞いたことがない無名の作家の無名の作品はいくら初版でも価値がない」
2、「復刻版は(飛びぬけてまれなケースを除いて)初版でも価値がない」

1、について。
誰も知らないような作家の作品持って来られても、買取そのものができません。
誰がそんなもの買ってくれるんでしょう?
それをお客様は「初版だし高いんじゃないの?」と質問してきます。
高いどころか、1円でも買い取れません。

2、について
復刻版、というのは既に以前に別バージョンが出ているわけです。だから復刻されていたらそれは「最初」という価値を失っているんです。
でも最近は復刻版がやたら出ていますよね。
漫画に詳しい人なら一目でそれが復刻版と分かるのですが、そうでない人は分らないのかもしれませんね。
とても有名な漫画家さんの「復刻版」を持ってきたお客さんからよく「え〜初版なのにそんなに安いんですか?」と尋ねられました。
すみませんが、復刻版なんですよ。その単行本は…

まあ、古本プレミアシリーズの第1回目はこんなところで。第2回はこちらです。

明後日、水曜日から新シリーズ行きます。お楽しみに〜

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