苦手なりの受験英語(アルク版)

thatを克服せよ!(6)

今回は「that識別表」
(11)そのthat は接続詞の that。 「(that 以下)+こと」という意味。
になったケースを詳しく紹介します。

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【接続詞のthat】(後の回で説明する[同格のthat]ではない使い方)
レベル・中 。 高校以上ではよく出てくる。
基本例文
 (a)I know that she loves you.(私は彼女があなたを好きなことを知っている)
 (b)She told him that she was sick.(彼女は彼に自分は病気であると告げた)
 (c)I'm sorry that I'm late.(遅れてしまってごめんなさい)

高校以上では最もよく見かける that である。50%以上はこのthatではないか?
 (a)は「that以下を知ってる」
 (b)は「that以下を彼に告げた」
 (c)は「that以下を申し訳なく思う」
となる。(a)は「こと」と上手く訳出できたが、(b)と(c)は「こと」とは訳出していない。しようと思えばできる。((b)彼女は彼に自分は病気であることを告げた、(c)遅れてしまったことを残念に思う)

この【接続詞のthat】よく省略される。
つまり
 (a)I know she loves you.
 (b)She told him she was sick.
 (c)I'm sorry I'm late.
という具合に使われる。thatが消えてなくなる。特に口語では消える傾向が強い。

英語が苦手な人
元々
 (a)I know that she loves you.
 (b)She told him that she was sick.
 (c)I'm sorry that I'm late.
このように that があった、that の省略があったと、いちいち思った方が分かりやすいはずである。

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今回は以上です。明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。

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