「「動詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
の訳語は
「ために」「て」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」
の6個
「「形容詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
の訳語は
「のに」「のは」「には」
の3個
と紹介しました。今回はこのうちの
「「動詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
の訳語は
「ために」「て」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」
の6個
について学びましょう。
↓これらは皆、「動詞を修飾する役割を果たしている不定詞」のある英文です。
・Do you live to eat or eat to live?
・She wept to hear the sad news.
・He cannot be sane to believe such a girl.
・To meet her, you would fall in love with her.
・He grew up to be a novelist.
・He was not so foolish as to believe it.
1つずつ、訳例と説明を加えます。
・Do you live to eat or eat to live?
訳例(君は食べるために生きるのか、生きるために食べるのか?)
説明 to eat(食べるために)→ live(生きる・動詞)を修飾。
to live(生きるために)→ eat (食べる・動詞)を修飾。
・She wept to hear the sad news.
訳例(彼女はその悲しい知らせを聞いて泣いた)
説明 to hear(聞いて)→ wept(泣いた・動詞)を修飾。
・He cannot be sane to believe such a girl.
訳例(あんな女を信じるなんてorとは彼は正気のはずがない)
説明 to believe(信じるなんてorとは)→ (cannot) be(のはずがない・動詞)を修飾。
・To meet her, you would fall in love with her.
訳例(もし彼女に会えば、君は彼女に恋するだろう)
説明 to meet(もし会えば)→(would) fall(に落ちるだろう・動詞)
・He grew up to be a novelist.
訳例(彼は成長して小説家になった)
説明 「(左から)て」というタイプで特殊。<次回詳細を記す>
・He was not so foolish as to believe it.
訳例(そんなことを信じるほど彼は愚かではなかった)
説明 to believe(信じるほど)→ was (not)(ではなかった・動詞)
<補足:as to でまとめて「ほど」と訳す>
という具合です。
動詞を修飾するタイプの訳語は
「ために」「て」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」
の6個
以外にはありません。ぜひ↑を丸ごと覚えてもらいたいものです。
上記の中で「(左から)て」というタイプ
・He grew up to be a novelist.
訳例(彼は成長して小説家になった)
が、やや特殊なので、これについては次回説明します。
明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。