苦手なりの受験英語(アルク版)

不定詞の謎に迫る!(12)

前回は
「「動詞」を修飾している役割』を果たしている不定詞」
の訳語
 「ために」「」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど
の6個

を紹介しました。
今回は、このうち特に注意される「(左から)て」という表現について詳しく説明します。これはよく「結果の to 不定詞」と呼ばれます。これだけは、他の5つとは性質が異なるのです。

「結果の to 不定詞 『(左から)て』」

例文
・He grew up to be a novelist.
訳例(彼は成長し小説家になった)

これは一見(右から)ために」と訳したくなります。仮にそう訳すと
⇒(彼は小説家になるために成長した)
となります。ともすると、おかしくないように見えます。

しかし、よく考えるとおかしくないでしょうか? 小説家になるために成長できるでしょうか?

おかしいので、『(左から)』という具合に訳してみましょう。
すると

⇒(彼は成長し小説家になった)

となります。これならおかしくないですね。
このような to不定詞もよくあるのです。
「成長した結果、小説家になった」わけです。
このような to不定詞を「結果の to不定詞」と呼びます。
特に高校生では注意されます。高校生はしっかり覚えて欲しいです。定期テストなどで「訳せ」などという具合に出やすいですよ!

次回は、
「「動詞」を修飾している役割』を果たしている不定詞」
 「のに」「のは」「には
の3個

について紹介します。続きは木曜日です。

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