前回は
「「動詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
の訳語
「ために」「て」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」
の6個
を紹介しました。
今回は、このうち特に注意される「(左から)て」という表現について詳しく説明します。これはよく「結果の to 不定詞」と呼ばれます。これだけは、他の5つとは性質が異なるのです。
★「結果の to 不定詞 『(左から)て』」
例文
・He grew up to be a novelist.
訳例(彼は成長して小説家になった)
これは一見「(右から)ために」と訳したくなります。仮にそう訳すと
⇒(彼は小説家になるために成長した)
となります。ともすると、おかしくないように見えます。
しかし、よく考えるとおかしくないでしょうか? 小説家になるために成長できるでしょうか?
おかしいので、『(左から)て』という具合に訳してみましょう。
すると
⇒(彼は成長して小説家になった)
となります。これならおかしくないですね。
このような to不定詞もよくあるのです。
「成長した結果、小説家になった」わけです。
このような to不定詞を「結果の to不定詞」と呼びます。
特に高校生では注意されます。高校生はしっかり覚えて欲しいです。定期テストなどで「訳せ」などという具合に出やすいですよ!
次回は、
「「動詞」を修飾している『役割』を果たしている不定詞」
「のに」「のは」「には」
の3個
について紹介します。続きは木曜日です。