・英語指導者だけが持つ[英語嫌いの英語嫌いさをさらに増幅させる]独特なオーラ
『テーマ』
英語嫌いが塾に行きたがらない理由の1つは「英語好き指導者が持つ英語好きオーラ」の所為
【苦手な人へ】
問:中学高校生の英語が嫌いなあなた(特に男性)は「英語を学ぶための学習塾」に通いたいか?
⇒答えは「いいえ」のはずである。
理由は以下のようなものだろう
(1)あまりに英語ができないのが他人に詳らか(つまびらか)になるのが嫌だ。
(2)特に英語の先生に「え? そんな初歩的なことも知らないの?」と言われるのが嫌だ。
(3)やらなきゃいけないだろうことのほとんどは「知らないことだらけ」で、膨大ならまずやらないだろう。そうするとその先生に叱られるだろう。それが嫌だ。
以上が「アリキタリな理由」であろう。しかしそれは「英語」に限らない。他の科目でも同じだ。
しかしなぜか【英語の場合】のみさらに以下の(4)の理由が加わる。
(4)英語の先生が放つ「以下のオーラ」を感じるのが嫌だ。
・英語大好きオーラ
・英語を好きになるのが普通でしょ?当たり前でしょオーラ
・英語を話せるようになりましょうオーラ
・なんでお前は英語を好きにならないんだオーラ
・英語が好まない日本人なんていないだろうオーラ
・海外の人と話をしたいとお前は思わないのかオーラ
・ネイティブ大好きオーラ
・英語は国際化の時代で必要だオーラ
この(4)のオーラをめちゃくちゃ感じ、不快の極みになっているはずである。
しかし残念だが、「赤点を取るか、あるいは取りそうなくらい英語が苦手な人が、塾などに通わない参考書だけで成績を上げた例」は、長い日本の学校教育上、1例もない。
もしあなたが成績を本当に上げたいのならば、塾に通うべきである。
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【指導者へ】
問:中学高校時代、数学が嫌いなあなた(特に男性)は「数学を学ぶための学習塾」に通いたかったか?
⇒答えは「いいえ」のはずである。
理由は以下のようなものだろう
(1)あまりに数学ができないのが他人に詳らか(つまびらか)になるのが嫌だ。
(2)特に数学の先生に「え? そんな初歩的なことも知らないの?」と言われるのが嫌だ。
(3)やらなきゃいけないだろうことのほとんどは「知らないことだらけ」で、膨大ならまずやらないだろう。そうするとその先生に叱られるだろう。それが嫌だ。
以上が「アリキタリな理由」であろう。
では、あなたの場合、下の(4)の理由は加わるか?
(4)数学の先生が放つ「以下のオーラ」を感じるのが嫌だ。
・数学大好きオーラ
・数学を好きになるのが普通でしょ?当たり前でしょオーラ
・数学をできるようになりましょうオーラ
・なんでお前は数学を好きにならないんだオーラ
・数学が好まない日本人なんていないだろうオーラ
・数学者と話をしたいとお前は思わないのかオーラ
・数学はパソコンの時代で必要だオーラ
どうだろう? まず、(4)は感じないはずである。
しかし、教科が「英語」の場合、(4)は「めちゃくちゃ当てはまる」のである。
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【マウスバードの一言】
苦手な人向けに書いた方は、全て「私が中学高校時代」に抱いていた気持ちである。
(1)〜(3)の全てが嫌だったが、一番嫌だったのは実は(4)である。
私は、英語、国語、数学、みんな苦手だったが
⇒英語教師だけが(4)のオーラを持っていた。
私が英語嫌いになった理由の一部は「この(4)のオーラ」の所為である。
私はこの(4)のオーラを感じたくなかった。だから私は英語の塾に通いたくなかった。
しかし結局は通った。あまりに成績が悪すぎたので仕方なく通った。しかしそのときは既に手遅れだったようだ。現役ではどこにも受からなかった。
塾に通って初めて分かったことがある。
⇒「塾の英語の先生は(4)のオーラをまず放たない」
ということが分かった。こんなことなら、とっとと早く塾に通うべきだったと後悔したものだった。
特に、私が浪人時に通った予備校の英語の先生方は、本当に全く(4)のオーラがなかった。とても嬉しかった。だからやる気が出た。勉強も頑張れた。英語が難しい志望校にも受かった。
英語の指導者はぜひ(4)のオーラを発しないでいただきたい。英語をさらに嫌わせたくないのならば。
ちなみに私の授業では、
私は
・英語【大嫌い】オーラ
・英語嫌いの何が悪い?オーラ
・英語を話せるようになる【必要はないぜ】オーラ
・英語嫌いは存在して当然だろうがオーラ
・英語が嫌いな日本人がいて当然じゃねーかオーラ
・海外の人と話をしたいと特に思わないよオーラ
・ネイティブ様よ、日本語しゃべろよオーラ
・英語は国際化の時代でも【必要なものか!】オーラ
を発しています。
だから生徒さんは、どんなに英語嫌いでも、成績を上げて合格しています。
今週の金曜日は文法放送。続きは月曜日です。