今回で「勉強法。苦手な人へ・指導者へ」のシリーズは完結とする。
文法は苦手な人ほど必要で、得意な人ほど必要でない
『テーマ』
文法の必要度は人により異なる
【苦手な人へ】
あなたの場合、もし英語の学習をどうしてもしなければならない場合、英文法の学習から始めるべきである。
あなたの場合、英文法には不快感がない。少なくとも、ネイティブの音声を聞かされるより、膨大で長〜い英語長文を読まされるより、文法問題を解くほうがはるかに気が楽である。
何度も言っているが、
「英語が嫌いで苦手でどうしょもない人が、英語が得意になった例」...これを探すと、例外なく「英文法」にこだわっている(イカサマ的な宣伝を除く)。
だから文法から学習すべきである。
ただし、あなたの英語の先生の多くは「文法の必要性」をそれほど声高に叫ばないだろう。
理由その他は以下に記す。
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【指導者へ】
あなたの場合、ほおって置いても英語の学習をする。そのとき英文法の学習から始めた覚えがある人は多くないだろう。
あなたの場合、多くは英文法には不快感がある。少なくとも、ネイティブの音声を聞くよりも、膨大で長〜い英語長文を読むよりも、文法問題を解くほうはものすごい不快感を持つ、あなたの場合は。
しかし、何度も言っているが、
「英語嫌いは英文法に不快感がない」
そして
「英語が嫌いで苦手でどうしょもない人が、英語が得意になった例」...を探すと、例外なく「英文法」にこだわっている(イカサマ的な宣伝を除く)。
だから、英語が苦手な人には「文法から学習させるべき」である。
もし、自分に文法の知識が乏しいければ、英文法に詳しい先生を探し、その人に苦手な生徒を押し付けるべきである。
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【マウスバードの一言】
私が英語が得意になった後、私は色々なことに気がつかされた。文法に関しては次の4つに気がついた。
・「英語好きの多くは英文法を嫌っている」
・「英語好きの多くは英文法に詳しくない」
・「しかし英語好きの多くはそれでも英文法問題を【カン】で解いて、正解を連発する」
・「ただし英語好きの多くは特に仮定法が大の苦手」
これら↑が「事実である」ということを納得するのに、私はえらいパワーを必要とした。なぜなら、私は文法に関して次の4つが事実であったから。
・「私は英語が大嫌いだが、英文法には不快感がない」
・「私は英文法に詳しくなって初めて得意になれた」
・「私が英文法問題を【カン】で解くと、不正解を連発する」
・「私は、偏差値が30台であったときから、仮定法だけは大得意だった」
見事に真逆である。
ここまで真逆だと、あることが起こる。
・「英語好きな方は、私の感覚を全否定する」のだ。「そんなことはあるはずはない」と。私は彼らに、私の「事実」を認めてもらえた経験がない。彼らは私を「嘘つき」呼ばわりするのだ。
それならまだいい。最も問題なのは「そういう意見の先生は、英語が苦手な人に、文法を満足に教えない(教えられない)」という【事実】のほうである。
その所為で「英語が苦手な人は、ずっと英語の成績が上がらない」のだ。
私はこう考えている。
英語の成績を上げるのに必要な「英文法力」は人によって異なる。
・英語が好きで得意な人ほど英文法力は不要!(だいたいこういう人が英語の先生になる)
・英語が嫌いで不得意な人ほど英文法力が必要!(こういう人が英語の先生になる人は稀!)
英文法の必要度はここで測ることができる。(制作:私)
それぞれ文法必要度が記されている(100が最高値)
英語が苦手な皆さん。ぜひ文法から学んでみて下さい。
指導者の皆さん、苦手な生徒には文法の説明をきっちり解説してあげてください。
私からの切なる願いです。
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以上で「勉強法。苦手な人へ・指導者へ」のシリースは完結とする。
半年は続けた。冗長だったかもしれない。申し訳ない。皆様いかがであっただろうか?
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今週の金曜日はいつもの文法放送。来週の月曜日は雑談を入れます。
新シリーズは再来週の月曜日から始めます。