苦手なりの受験英語(アルク版)

単語の類推(7)

今日は、単語の類推の最終回です。

まとめとして「苦手な人はどのように単語の類推についてどのように考えるべきか」を考えてみましょう。

長文問題を解くことを想像して下さい。

苦手な人は長文を読む際、得意な人よりも知らない単語が多いはずです。ということは、得意な人より苦手な人の方が、多くの単語を類推をしなければなりません。ですがちょっと待ってください。そもそも知らない単語が多すぎたら類推できないのではなかったですか?

だから苦手な人はこのままではまず永遠に類推できないのです。

解決するにはどうしたらいいでしょうか?

はい! 「類推できるようになるため」の基本戦略は「単語を多く覚えること」……結局こうなってしまうのです。

何が言いたいのか、と言うと……

「英語が苦手な人は試験場で類推を、得意な人よりも沢山類推をしなければならない」

「しかし類推を上手くやるためには」

英語が苦手な人は……

 ……

普段の練習では類推などしないで、単語をより多く覚えなさい!

 ということです。

こちらのように、世の中には辞書引かなかったり、単語帳を使わずに済ませる勉強法を薦める方が大勢いらっしゃるのです。苦手な人はこれをそのまま鵜呑みにはできないと思っています。得意な方はそれが良いと私も思います。ですがそれは万人に受け入れられる方法ではないと思います。

だから少なくとも「苦手な方」は辞書をバンバン引いて、単語を少しでも多く覚えることから始めないといけないと思います。それが結果的には、類推をしやすくなることにつながると思います。知らない単語が多ければ類推できず、少ない場合に初めてできるからです。

「英語が苦手な人は、類推できるようになるために、普段は類推してはいけない。

 普段は辞書で単語を引きまくり、単語を覚えましょう」

というのが今回の結論です(注意:このブログは「苦手なりの受験英語」です。得意な人のためにはできていないのです)。

いかがでしょうか?

次回は月曜日更新です。とりあえず、得意な人の感覚と私の感覚と比べる雑談?を入れます。

新シリーズ「辞書の使い方」をご覧になりたい方はこちらです。

 

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