苦手なりの受験英語(アルク版)

受験と単語帳と覚え方(9)

さて、さあここで「お立会い」の時間ですw

世の中、いろんな人がおります。

足が速い人もいれば遅い人もいます。
取り立てて速くも遅くもない平均ぐらいの人もいるでしょう。

同じように
簡単に例文を覚えられる人もいれば、(俺のように)まず覚えられない人もいます。
取り立てて簡単に覚えられるわけでもなく、かといって覚えにくいわけでもない、平均ぐらいの人もいるのです。

ここでよく聞く意見を書いてみます。あなたもこの意見を聞いたことがあるはずです。

『単語は例文で覚えたほうが良い』

実はこれが私には昔からでした。私の感覚では「どこが良いのかさっぱりわからなかった」からです。

例えば、solve (~を解く)という単語を覚えるとします。

学校の先生に「この例文でsolveの意味を覚えろ!」と言われたとします。

 He solved the difficult problem.

これが高3当時英語ができなくて苦しみに苦しみ抜いてたマウスバード君の場合どうなるか考えてみましょう。(というか実際言われたのだ。「単語は例文で覚えろと!」w)

このようになります。

何で単語1語覚えるのに、余計な単語と一緒に文で覚えなくちゃならんのだ?
・difficult ? これはなんて意味?
 (「難しい」という意味のレベルの低い単語だがこの時点で私は知らない。)
・problem ? これもなんて意味だっけ?大統領だっけ?(それは President)
 (もちろん「問題」という意味だが、当時の私ならこの意味を知らない。)
・文全体「He solved the difficult problem.」←これなんて意味なの?
 (「彼はその難しい問題を解いた」だが、この時点でこの訳例を作るのは私には困難であった。当時の私なら仮に作ったとしても「彼はその怪しげな大統領を暗殺した?」とでも考えたのではあるまいか?もちろんそれが合っている自信もない。仮に正しい訳例を作れたとしてもそれが正しい自信は自分では全くないのだ。
なんで、solve 1語覚えるのに、difficult や、problem とかいう単語と一緒に覚えなくちゃならないのだ?3倍も力が要るではないか!
単語1個覚えるのに苦労してるのに、知らない別の単語と一緒に文で覚えるなんて、正気の沙汰とは思えない。そもそも私の脳みそは「例文を覚えるのが苦手なのだ!」


 
「He solved the difficult problem.」

「この例文を文ごと覚えること」で、「私にsolveの意味を覚えることは可能だ」とお思いでしょうか?

私のような英語が苦手な人は不可能だと思いませんか?

しかし、得意な人は違うようです。全く別の感覚のようです。
この続きは、土曜日にお話します。

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