前回は↓こういう話をして終わりました。
1 I know that he is ill.←この英文の場合
・I know
・that he is ill.(←この節を名詞節と呼ぶ)
2 I know the boy who has blue eyes.←この英文の場合
・I know the boy
・who has blue eyes.(←この節を形容詞節と呼ぶ)
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
・I know the boy
・because I have met him before.(←この節を副詞節と呼ぶ)
今回は
<私は彼が病気であることを知っている>
1 I know that he is ill.←この英文の場合
・I know
・that he is ill.(←この節を名詞節と呼ぶ)
↑これについて、つまり「名詞節」についてのみ取り上げます。
1 I know that he is ill.←この英文の場合
・I know
・that he is ill. ←なぜこの節を名詞節と呼ぶのか…これを説明します。
ポイントは
・I know ←こっちにあります。
・that he is ill. ←こっちにありません。
know の意味を知ってますか?「知っている」と思った人いませんか? 残念ですが大間違い。正しくは「〜を知っている」です。
「〜を」が大事なのです。
・「〜を」とか「〜に」が必要な動詞を他動詞
・「〜を」とか「〜に」があってはいけない動詞を自動詞
と呼びます。
そしてこの時の「〜」に当たる部分を「目的語」と言います。
【自動詞・他動詞の違い】そして【目的語】が大事です。自動詞、他動詞、という言葉や、目的語という概念を知らなかった人は、一旦ここに行ってしっかり覚えてきて、それからここに戻ってきて下さい。
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では
I know (私は〜知っている)
↑この部分ですが、「私は何を知っている」のでしょうか?
実は
that he is ill. (彼が病気である(こと))←これを知っているわけです。
まとめると
1・know(〜を知っている)←この「〜」の部分に注目。「【〜】の部分」を目的語と呼ぶ。
2・今回の know の目的語は that he is ill. (彼が病気である(こと))である。
ということである。ここまでよろしいだろうか?
さて!
ここが最重要
実は「目的語」というのは、文法上、「名詞(の役割をするもの)」として扱う・名詞以外は目的語になれない。
という決まりがあるのです。
したがって
that he is ill. (彼が病気である(こと))
↑この部分は「名詞の役割」を果たしていることになります。
もう1回言います。
したがって
that he is ill. (彼が病気である(こと))
↑この部分は「名詞の役割」を果たしていることになります。
もう1回言いましょうか
that he is ill. (彼が病気である(こと))
↑この部分は「名詞の役割」を果たしていることになります。
おわかりですね。
that he is ill. (彼が病気である(こと))
↑この部分は「名詞の役割」を果たしているので…
⇒that he is ill. (彼が病気である(こと))
↑この部分を「名詞節」と呼ぶのです。
この続きは来週の月曜日です。金曜日に文法放送は有りますが、6月からはアルクからの告知はありません。
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