苦手なりの受験英語(アルク版)

完全な文を見抜け!(7)

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前回のまとめ

・I love.   は「完全な文」。
 <他動詞 love の目的語が存在してないため>

・I love Taro. は「完全な文」。
 <他動詞 love の目的語が Taro としてちゃんと存在している>

・I walked.   「完全な文
 <自動詞 walk は目的語が関係ないため>

・I walked on the street.は「完全な文」。
 <前置詞 on の目的語が the street としてちゃんと存在している>

・I walked on.は「完全な文」。
 <前置詞 on の目的語が存在してないため>

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・I reached.
  ...完全な文。(「他動詞 reach」の目的語ないから)

・I reached the station.
  ...完全な文。(「他動詞 reach」の目的語あるから)
  (私はその駅に到着した)

・I arrived.
  ...完全な文。(「自動詞 arrive」は目的語が必要ないから)
  (私は着いた)

・I arrived at.
  ...完全な文。(「前置詞 at」の目的語ないから)

・I arrived at the staion.
  ...完全な文。(「前置詞 at」の目的語あるから)
  (私はその駅に到着した)

以上が前回のまとめ。

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今回は↓こういうパターンで完全かどうかを見極めて欲しい。

・I was spoken ill of.

 ↑これは果たして完全か完全か? どちらだろうか?

英語が苦手な人はここでつまずくこともある。

・I walked in.は「完全な文」。
・I arrived at.も「完全な文」。

だから

・I was spoken ill of.

も、「of の後ろのものが何かない」...と思ってしまう人がいる。
しかし実は、この英文は、不完全な文ではない。完全な文である。

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確かに、speak ill of  で「の悪口を言う」という熟語がある。この場合「」の位置に、of の目的語になるような何か名詞」がなければ「完全」と言えるだろう。

しかしよく今回の英文を見て欲しい。

I was spoken ill of. 受動態なのだ。

someone を主語にして能動態書き換えてみよう。
すると

Someone spoke ill of me.(誰かが私の悪口を言った)

となる。↑この英文が元で「I was spoken ill of.」という受動態が出来たのだ。

元の英文
 Someone spoke ill of me.
これにはちゃんと「speak ill of 」という熟語の「」が存在している

要するに
 I was spoken ill of.
の場合の「of 」の「」は⇒文の主語、つまり「I」だったのだ。
したがって「of の目的語がないわけではない」...という判定になる。

よって
 I was spoken ill of.
は「完全な文」である。

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speak ill of」のような「前置詞を伴う動詞の熟語」がいくつかある。
このようなタイプの熟語は受動態にできる。
このようなタイプの熟語を使った英文を受動態にすると、当然最後が前置詞で終わってしまう。(今回は of)

この場合、前置詞で終わっていても「不完全な文」にはならない

...というのが今回の話でした。いかがでしたでしょうか?
ここまでがある意味「基本形」です。
来週は応用を出します。というか「実践例」ですね。

金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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