苦手なりの受験英語(アルク版)

私が英語が得意になった方法(6)

まず、春期講習を受けました。普通「春期講習というものは現役生が受けて、浪人はあまり受けない性質のもの」......ということを知ったのは後の話です。(いかに当時の私は受験について無知であったのかが、これで分かると思います)

しかし、浪人でも私は春期講習を受けました。予備校の雰囲気、先生方のキャラクターなどを知りたかったからです。もちろん、どういう授業なのか、も知りたかったです。

逆に生徒の方はというとそれこそ、低レベルからハイレベルまでの受験生が集まっていました。とにかく教室は大入り満員でそれはすごい状況でした。当時は......(今はどうなんでしょうね......)

ここの予備校は、(前もって調べてあったから分かっていたのですが)文法に力を入れていました。なので春期講習も文法の講義が半分占めていました。私は受ける前に「予習だけはちゃんとしておこう」と心に決めておりました。大変でしたが、予習には時間を随分かけたと思います。それでももちろん当時の正答率は悪く、20%もなかったと思います。

春季講習を受けた感想は、「こんなに正答率が悪くても、この授業なら付いていける!」というものでした。後で解説される講義がどの先生も上手く、とても分かりやすかったからです。
それと......肝心なことがありました。
 ↓
中学高校で散々受けた「さあ、みんな英語を好きになろう!」といったオーラ、「英語なんかできて当然だ!」といったオーラを全く感じませんでした。(これがどれだけ私の心を落ち着けさせたか......きっと英語が好きな人には分からないと思います)

お陰で私は「ここならついていける!」と生まれて初めて、英語の授業で感じました中学1年生で習った英語よりも、予備校の文法の授業の方が「よっぽど気が楽で、簡単に感じた」のです。

春期講習が全て終わった直後、付随した模試を受けた記憶があります。なぜか英語だけの模試でした。500人ぐらいの人が受けたと思います。

結果が1カ月後に返ってきました。下から2番目でした。
ですが結果は全然気にしていませんでした。だってここで良いくらいなら、とっくに大学に受かっていますって!「ここから成績を上げるのだから、気にする必要は全くない」と思っていました。

(もっともこの時期の浪人は普通成績がいいはずなんです<ここを参照>。いかに当時の私はおバカであったかが分かると思います)

「下から2番目か。これでも俺は私大最高峰のコースに通うんだから、我ながらすごいなw」と当時思ったものです。

この続きは来週月曜日です。明日はいつもの文法授業です。

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