苦手なりの受験英語(アルク版)

英語に関する先入観と矛盾点(8)

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【先入観】
中学高校を出ても、日常会話程度の英会話もできないのは、英語教育制度が悪いためである。英語で英語の授業にし、英会話にもっと重点を入れるべきである。

【矛盾点】
だったら英会話スクールに通う人はみな英語が喋れるようになるはずである。

【現実】
さて本丸である。
前回、金沢で英会話スクールを営んでいらっしゃる清水さんにご意見をいただき、確証を得られた。受講生のだれもが喋れるようになるわけではないのが現実であるとコメントいただいた。妄想のない、現実をきちんと認識された真摯なご見解であると思う。納得いかない方はとにかく清水さんのご意見を読んでいただきたい。

 なお前回のログをよく読めば、私が英語が喋れた話も書いてある。私が英語がちゃんと喋れた時期はたかだか1週間である。その1週間になるために私はどのような過程を踏まえたか? ここをまず確認して欲しい。以下で示す。

・2年間毎日、単語を覚え、文法問題を7度解きなおして文法を覚え、300個ぐらいの長文問題を読みこなし
 その後
・3ヶ月、週1の英会話レッスンをし、10日間2時間の集中英会話レッスンをした
約2年半の猛勉強であった。

ここまででも大変な労力であった。2年半だ。
しかしここまででも全く英語を喋れた感覚がない(2年の間は喋ろうとも思ってないが、半年は喋ろうとした訓練であった)

その後の1週間、英語のみで生活した。(日本語を喋ったら罰金)
その結果、ようやく英語が喋れた感覚と経験を持てたのだ。

 こう書くと、単細胞な方は「だったら最初から1週間英語のみで生活すればよかったんじゃないか?」などと思うようだ。そう言う人はぜひ、今すぐそのまま1週間英語のみの生活をしていただきたい。日本語を喋ったら罰金だ。すると絶対に「言いだしっぺは1週間貝のように押し黙るだけ」になる。 だって英単語を知らないもの。知らない単語を口に出して言えるわけがない。清水さんが嫌がる、単語のみの羅列(SV構造をとらない)すらできない
 私の場合、前もって約2年半という長い間毎日英語の勉強をした。単語も熟語も覚えている。文法にいたってはほぼ完璧にできる...その前提あっての1週間の英語生活だった。だからできたのである。

 英語が喋れた1週間を考えると、あの頃は「物事を英語で考えていた」。日本語なんか考えないのである。朝起きたら「さて今日は何しなきゃいけなかったけな」と考えるのではなく、「What should I do today?」と思いつくのである。
  ↑こうなってないと英語は喋れない
 だがそうなる前には、単語を覚えていなければならない。英単語を覚えていなければ英語を思いつくはずがない。また「SV〜の英文」を自分で正しい順番で組み立てられる知識(普通は文法知識)を習得していなければならない。そうでなければ、英語で意図が表せない。

 だから中学高校時代のうちに日常会話程度を身に付ける、という方針は実に合理的だと思う。それは単語1つ取っても分かる。高校入学時点じゃ単語も何もかも知らなさ過ぎる。高校時代、あなたは単語覚えるのにどれだけの時間と労力がかかった? 普通の人は簡単には大量に覚えられなかったはずである。受験終了時が1番多く覚えているはずだ。

 だから英会話をまともにやるなら実は大学生になった直後が理想的だと私は思う。
もっともその頃でも、そんな簡単にできるものではない
と思うが。

以上で今回のシリーズは終わりです。皆様いかがだったでしょうか?

今週の金曜日はいつもの文法学習です。来週の月曜日は雑談。新しいシリーズは再来週の月曜日からです。

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