では前回の続き。
(5) The people who would never point to a customer at a counter and remark to friend that the man is wearing a smart tie behave quite differently with famous faces.
これを例えば⇒「人々は、カウンターでお客を指し示さないが、そして友達にあの男は良いネクタイをしているが、有名な顔とは振舞い方が違う」
といった、しっちゃかめっちゃかな訳例を作る人は
1:そうか。ちょっと違うが「大体自分の訳例とあってたな」と及第点をつける人
2:え〜〜。全然違うじゃん! なんでこんな訳例になるの?、と疑問を感じる人
の2種類がいる、と説明しました。
また
3:ちゃんと「カウンターにいる客を指し示し、友人にあの男性はステキなネクタイをしていると感想を決して言わない人々は、有名人(の顔)に対しては全く別の態度を取る」
と、正しい訳例を作る人
4:最初から訳例を作ることを放棄する人
もいることもお伝えしました。
今日の、主人公は「1の人」です。
たとえ、変な訳例を作っても「いや、変ではない。あっている」となぜか思う人がいます。
自分では「正しい」と思っているのです。
いくら自分では「正しい」と思っても困るときがありますね。それは「テスト」です。
・学校の定期試験ならば「訳せ」という問題は十分ありえます。
・模試などであれば、「ここの意味する内容を問う「内容一致不一致問題」など」が出題されます。
そのとき、思いっきり「×」という評価をもらうわけです。
そのときやっと「あれ? なんで違うんだろう?」思い始めます。もしくは「思いません」。「なんかちょっと違うみたいだ」ぐらいに考えて、「間違いと認めない」という人がいます。
こういうことが、高1、高2、高3と進むにつれて、増えていきます。
つまり。
・本人は「この訳例は合っていると思っている英文に、なぜか×をもらう英文」が、時が進むにつれて、どんどん増える。
・気がつくと⇒「合っているものより間違いが多くなっている」という状況になってしまう。
のです。それでも「なぜだろう?」と首をかしげる人もいます。
どちらにしろ、「×」としか判定してもらえない事実は変わらないのですが。
つまり、このタイプは「高1、高2、高3と進むにつれて、英語がどんどん苦手」になっていきます。
今回はここまで。木曜日は2の人を主人公にしたお話をします。
この続きは木曜日です。