苦手なりの受験英語(アルク版)

辞書の使い方(12)

さて、前回のコメントでTakuro-さんから電子辞書の利点を挙げていただきました。

ありがとうございました。

 

さて、それから考えるに「紙」のメリットにいきましょう。

Takuro-さんが書いてくださったメリットは以下です。

>紙の辞書のメリット。

>書き込み可能。まぁ物理的に可能なこと全般w

>例、印をつけるなりマーカーをひくなり。

これが紙の最大のメリットだと思っています。
紙だと印がつけられるのです。

苦手な人だと「はあ? 印なんてどうでもいいのでは?」と思うのではないでしょうか? ええ。私も昔はそうでした。でもあるときから変わりました。

浪人し始めのときです、当時仲がよかった「Y」という男がいました。彼は現役で「某有名大学」に受かっていたのですが、どうしても早稲田に入りたくて、蹴って浪人していたのです。

彼の辞書を見ました。「ボロボロで、マーカーで印だらけであった」のです。
うあ~~なんじゃこりゃあ~~~~

と思いました。正直「バッチイ」と思いました。

聞くと「引いた単語には全部印をつける」とのこと。つまりマークしたところは全て1度は引いているわけです。

ここで考えてください。こんなにも辞書を引くまくっている彼は、それでも早稲田に合格しなかったのですよ。つまり「もっとボロボロでなければ早稲田に合格する勉強量には足りていない」という証拠に他ならないのです。

彼は最終的にはもっとボロボロにして早稲田に受かりました

つまり辞書のマークは勉強量の証拠に他ならなかったのです。

当時は電子辞書なんてありませんから、当然紙だったのですが、彼の言葉は今でもよく覚えています。

「辞書が綺麗だってのは勉強していない証拠だ! 汚くしてナンボのものだ!」

辞書の印は勉強量の良いバロメーターであったのです。

この話は続きます。水曜日の予定です。

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