苦手なりの受験英語(アルク版)

辞書の使い方(6)

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苦手な人向け:辞書に書いてあるもの(その5)

文型表示

これは動詞しか対応していません。また辞書によっては書いていないものもあります。

しかし現在流通している大方の大学受験用の辞書なら概ね書いてあると思います。

【文型表示】とは言え【第○文型】と数字が書いてあるわけではありません。(注・書いてある辞書もあります。旺文社のサンライズ系の辞書は明記されています)

例えば大修館のジーニアス系の辞書で make を調べると

 S V O
 S V O1 of O2

 S V O C

 S V O do
 S V O1 O2

 S V M  (※Mは副詞(句)の意)

 S V C

と単なる文型以上に細かい文の要素を記し、それぞれに応じた訳例が書いてあります。

例えば、(ちょっと文法知識が必要ですが)
The ship made for the shore.

の意味を考えましょう。

実は、「for the shore」で「副詞句(M)」を構成しています。

とすると

The ship made for the shore.

   S    V  <副詞句>

という形になります。ここまでよろしいですか?

で、ここまで分かれば、この make は[ S V M ]の形で使われていることが分かります。

で、

辞書で、make を引き、S V M の説明のところを探します。すると

[SVM]<人・乗り物が>[…の方へ]向かう、行く(go)[for, toward]

と書いてあります。([for, toward] は make の後に for ~ や toward ~ が通常使われることを意味しています)

だからこれでまず、今回の make は「~を作る」という意味ではなく「向かう」という意味で使われていることが分かるのです。

こうやって正しい訳例を見つけることができるのです。

訳例:「その船は岸に向かった」
(「その船は岸を作った」ではない。私が高3のときなら平気でこうした誤訳例を作ったでしょう)

make はこのように(5文型で言えば)全部の文型で使えるのですが、こんな動詞はまずないです。

例えば、have は [S V O] や [S V O C] はあっても [S V O1 O2] の第4文型はないのです。(辞書で確認してください)

だから例えば

I (   ) you some money.

   ↑

   ここに had か gave を入れよ!

といった問題には、had は入れないことが分かります。

一方 give を辞書で調べると、[S V O1 O2] の説明が見つかるはずです。

意味も「O1 に O2 を与える」となっているはずです。

当てはめてみると

 I gave you some money.
 S V  O1  O2

「私はあなたにいくらかお金をあげた」
で、なんの問題もないですね。だから gave が入ると確実に分かるのです。

英語が苦手な人でも、文型を把握できれば、辞書で意味が見つけられて、その結果正しい意味を導き出せるのです。

次回は水曜日の更新です。

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