今回は「苦手な人の場合、関係詞をどのように学習すればよいのか」というお話です。
実はこれは微妙なお話かもしれません。
この場合、基本的に「個別の塾に通え!」と言うのが普段の私なのですが、それで上手く行くかどうか微妙な感じなのです。
もちろん上手く行く可能性は十分あるのですが…
私の例を出します。私が高3時代のことです。何度も言っていますが、高3時代の私は皆様の誰よりも英語が出来なった男です。
当時私は個別の塾に通っていました。
やっていた問題集でまさに↓この手の問題があったのです。
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次の( )に that 以外の何かを必ず入れなさい。
(1) This is the place( )I like.
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私は当然 where と答えました(もちろん大間違い)。
すると、当時の個別の先生は、私に「あれ? これがわからないのか〜これはね〜、which なんだよ」とおっしゃいました。
私はわけが分からず「キョトン」としていました。それを見た先生は私に説明を試みました。
「ん? 分からないのか? え〜とねえ、あれ? どうして which なんだろう? う〜ん、、だってそう言うじゃん。 こういう感じのときは where じゃなくて which なんだよ。わかるよねえ?」
とおっしゃいました。当時「知ったかぶりをする悪い癖のあった私」は「はい」と言って大嘘をこきましたw 実際は全然わかっていなかったのです。
どうして手前が場所なのに where ではなく which なのか、さっぱりわかりません。
疑問しか残りませんでした。
この先生は取り立てて悪い先生だったとは現在も思っていません。極普通の先生だったと思います。普通の先生だったらこのくらいだと思います。
「普通の英語の先生は関係詞の説明をするのがヘタ」なのが当たり前なのです。この先生もその「当たり前の先生の1人」なのです。
ちなみに、この先生は「東大生」でした。
東大生であっても、私を納得させる説明は必ずしも出来るわけではないのです。
自分の「カン」を私に一生懸命説明されていましたが、私はまったく納得できない状態でした。
ありふれた先生だと↑こうなる確率は高いのではないかと思います。
だから、関係詞の役割を「カン」ではなく「丁寧に説明できる英語の先生」を見つけるといい、と思います。そしてその先生に習うのです!
その意味で、井川治久先生を見つけられた私は幸運でした。井川先生ほど上手く関係詞を説明できる先生はいないと思います。
浪人のとき井川先生の丁寧な関係詞の説明のおかげで、私はやっと英語が得意になることが出来始めたのです。
次回から数回にわたって「関係詞のネット上講義」をします。続きは木曜日です。(実際は金曜日にずれ込みました)なお今週は金曜日の文法動画はお休みです。