昨日更新の予定がずれてしまいました。申し訳ないです。
今日からしばらく【関係詞のブログ上講義】になります。
関係詞の基本をご一緒に学びましょう。
予定は3回か4回です。
↓こういった問題で
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次の( )に that 以外の何かを必ず入れなさい。
(1) This is the place( )I like.
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ここにwhere なんて入れて「ば〜か! 大間違いだよ! Ψ(`∀´)Ψ 」と言われない力をつけて欲しいのです。
1回目の今日は「関係詞を学ぶ以前に知っておくべきこと」をお伝えします。
それは、「自動詞」と「他動詞」についてのお話です。
自動詞他動詞の正しい知識を知らないと、
英語が苦手な人は、関係詞の問題を、コロッコロ間違う
ということになります。
(注意:英語が好きで得意な人は、自動詞他動詞の知識なんか知らなくても、関係詞の問題を簡単に「カン」で解けてしまうことに注意)
自動詞他動詞の知識は、「英語が苦手な人にとって」、関係詞を理解する「カギ」なのです。
【自動詞と他動詞について】
まずそれぞれの定義をはっきり覚えてください。
●自動詞…すぐ後ろに目的語を取れない動詞
●他動詞…すぐ後ろに目的語を取らなくてはならない動詞
この2つです。目的語というものを取るのか取らないのか、で区別します。
最初にこれを学ぶとき、よく「あれ? 目的語を取るのが自動詞だっけ? 他動詞だっけ?」と混乱します。
ゆっくりでもいいのでしっかり覚えてくださいね。「目的語を取るのが他動詞」です。取ってはいけないのが自動詞です。
ここで出てきた『目的語』という言葉も大事です。『目的語」って何だか分かりますか?
定義を言えますか?
『目的語』の定義って意外と正確に言えないものです。これも覚えてください。
●目的語…訳す時、「〜を」「〜に」「〜へ」「〜と」などとなる場合の「〜」にあたる『名詞(相当語句)』
です。これも覚えてください。
(実は正式な定義ではありません。自動詞と他動詞を学ぶ際の都合上の定義です)
ここまでいいでしょうか? 例を挙げて説明しますね。
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(1)I swam. (私は泳いだ)
(2)I had the book. (私はその本を持っていた)
(2)から先に説明します。
・和訳例に「私はその本を持っていた」と「を」という言葉がありますね。
・「〜を」の「〜」に当たるのは「(the) book」((その)本)ですね。
・book は名詞ですね。
したがって、
★[the book]は、目的語
★had は他動詞
という分類になることが分かります。
一方(1)はどうでしょうか?
・和訳例に「〜を」という言葉がありません。
ということは目的語が関係ありません。
したがって
★swam は自動詞
という分類になります。
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ここまでいいですか?
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【自動詞の後に目的語を取る例】
今度は↓を見てください。
(3) I looked at the book.(私はその本を見た)
・和訳例に「私はその本を見た」と「を」という言葉がありますね。
・「〜を」の「〜」に当たるのは「(the) book」((その)本)ですね。
・book は名詞ですね。
したがって、
★[the book]は、目的語
という分類になることが分かります。
ここで「あれ? looked は他動詞?」と思ってくれたでしょうか?
目的語があるから「looked」は他動詞、としたいところです。
ですが違います。look(ed) は自動詞です。
さっきの(2)と違うところがあります。
(2)I had the book. … had の「すぐ後ろ」に[the book]がある。
(3)I looked at the book.…looked の「すぐ後ろ」に[the book]がない。間に「at」という前置詞がある。
という違いです。
●自動詞は、直後に前置詞を置けば、その後ろに目的語を置ける
のです。
つまり
★他動詞を使う場合、[他動詞+目的語]
★自動詞を使う場合、[自動詞+前置詞+目的語]
という順番になるのです。
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その動詞が自動詞なのか、他動詞なのかを正確に知るためには【辞書】を使わなければ分かりません。
辞書でその動詞を引っ張ったとき
・[自]と書いてあれば自動詞
・[他]と書いてあれば他動詞
です。
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【確認問題】
次の英文のうち正しいものをあるだけ選びましょう。
(1)I go to school.
(2)I go school.
(3)I reached the station.
(4)I reached at the station.
(5)I arrived the station.
(6)I arrived at the station.
(7)I go to there.
(8)I go there.
(2)I go school.
go は辞書を引けばわかります。自動詞です。目的語を取るには前置詞が必要です。
○ (1)I go to school. (私は学校に行く)
× (2)I go school.
(3)I reached the station.
(4)I reached at the station.
reach は辞書を引けばわかります。他動詞です。目的語を取るのに前置詞があったら余計です。
○ (3)I reached the station. (私は駅に着いた)
× (4)I reached at the station.
(5)I arrived the station.
(6)I arrived at the station.
arrive は辞書を引けばわかります。自動詞です。目的語を取るには前置詞が必要です。
× (5)I arrived the station.
○ (6)I arrived at the station. (私は駅に着いた)
(7)I go to there.
(8)I go there.
go は辞書を引けばわかります。自動詞です。目的語を取るには前置詞が必要です。
ただし there は副詞!...辞書を引けばわかります!
目的語は「名詞(相当語句)」で無ければなりません。
副詞の there は目的語ではないのです
したがって
× (7)I go to there.
○ (8)I go there. (私はそこに行く)
になります。
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以上をまずは、しっかり把握、理解、そして覚えてください。
ここが分かっていないと、「英語が苦手な人は」関係詞の問題が正しく解けないのです。
よろしいでしょうか?
続きは月曜日です。(実際の更新は火曜日でした)
今日は普段だと動画放送がありますが、今週はお盆のため(本当はコミケ準備のため)お休みです。(今日か明日、臨時でコミケの宣伝ログを投稿するかもしれません。なお[3日目・西す07b]です)
※分かりにくいのもう1回書きます。
この続きは火曜日です。(←クリックすると続きが見れます)