またしても更新が1日伸びてしまいました。申し訳ないです!
>< ゴメンナサイ!
※一昨日の私のコミケの様子はこちら(自己評価)やこちら(他人からみた私の様子)
では、【関係詞】のブログ上講義の2回目に行きます。
前回の続きからになります。前回を読んでない人は必ず読んでから、今回のログを読んでくださいね。
2回目の今回は、「関係代名詞」の「主格」と「目的格」について講義します。
特に「目的格」について、しっかり学んで欲しいです。
英語が苦手な人は、「関係代名詞の目的格」が100%苦手です。
「関係代名詞の目的格」の攻略が、英語の苦手な人が得意になるための鍵となります。(何度もいっていますが、ここは「得意な人はカンでできる易しい部分」です。だから差が開いてしまう)
「関係代名詞の目的格」の習得には時間がかかります。(脳内で理解していても、実際の英文に触れるとすぐには反応できない。何度も何度も練習する必要がある)
まずは「主格」から考えましょう。
問題です。
-------------------------------------------
( )に that 以外の適切な英単語を必ず入れなさい
(1) I know a boy( )has the book.
-------------------------------------------
解答は後回し。(苦手な人用の)解き方を説明します。
(1) I know a boy( )has the book.
★まず( )の右側を先に見ます。
今回で言えば「has the book」を先に見ます。
★大概の人は( )の左(つまり、a boy)を先に見てしまいます。これを止めてください!
先に見るのは、( )の右側(has the book)です。よろしいですか?
最初のうちは( )の右側にアンダーラインを引きましょう。
(1) I know a boy( )has the book.
↑こんな感じです。
アンダーライン↓の部分ですが
has the book
なんか変ですよ。
本来は、
●(何か)has the book. ←という形で、
「●はその本を持っている」←という意味であったはずです。
●は文の要素で言うと何に当たるでしょうか?「主語」であるはずです。
下線部の部分には「主語」がない。だからここの部分がなんか変なのです。
このとき、「本来あるべきもの」に“●”という印をつけてあげましょう。
そして「主語」がないことを明記してあげましょう。
こういう風に書き込みましょう。
(1) I know a boy( )● has the book.
↑下線部には「主語」がない
ここまでよろしいでしょうか?
ここまで終わったら、ようやく( )の左を見ます。
( )の左は a boy ですね。
そうしたら↓この表を見てください。どこかで見たような表だと思います。
(A) (B) | 主格 (主語がない) | 所有格 (所有を表す語がない) | 目的格 (目的語がない) |
人 | who | whose | whom |
物か動物 | which | whose (of which) | which |
↑この表の(A)は最初に見たほうを表します。
…→「主語がない」ですね。
次に表の(B)を決めます。
…→a boy は「人」の分類に入りますね。
(A)=主語がない
(B)=人
これに当てはまるものを探すと…who になりますね。これが正解になります。
つまり、
(1) I know a boy(who)has the book.
が正解になります。
ここまでよろしいでしょうか?
ここまでは比較的やりやすかったのではないかと思います。
問題は次の問題です。
-------------------------------------------
( )に that 以外の適切な英単語を必ず入れなさい
(2) I know the boy( )she loves.
------------------------------------------
苦手な人は必ずこの問題を間違えます。できますか?
これも解答は後回し。解き方(苦手な人用)の説明をします。
(2) I know the boy( )she loves.
★まず( )の右側を先に見ます。
今回で言えば「she loves」を先に見ます。
★大概の人は( )の左(つまり、the boy)を先に見てしまいます。これを止めてください!
今、先に the boy を見ませんでしたか? ダメです!
先に見るのは、( )の右側(she loves)です。よろしいですか?
最初のうちは( )の右側にアンダーラインを引きましょう。
(2) I know the boy( )she loves.
↑こんな感じです。
アンダーライン↓の部分ですが
she loves
なんか変であることが分かりますか?
得意な人はココが変! とすぐに分かりますが、苦手な人はこれが中々分かりません。
でもココは変なのです。
実は「she loves」ときたら、この直後に何か欲しいのです。
つまり、例えば
she loves him.(彼女は彼を愛している)とかこんな感じで、loves の右に何か欲しいのです。
she loves. …このままだと、彼女は誰を愛しているのか分かりませんw。
ところで、こうした「ないもの」の正体ってなんでしょうね?
ここで、前回の知識が生きてきます。思い出してください。
love は自動詞でしょうか? 他動詞でしょうか?
…他動詞ですね。他動詞には目的語が必ず必要。それ(目的語)が今回ない!
つまり、
she loves. の loves の右側には「目的語」が今回ないわけです。
本来は、
she loves ●(誰か). ←という形で、
「彼女は●を愛している」←という意味であったはずです。
●は文の要素で言うと何に当たるでしょうか?「目的語」ですね。
下線部の部分には「目的語」がない。だからここの部分がなんか変なのです。
このとき、「本来あるべきもの」に“●”という印をつけてあげましょう。
そして「目的語」がないことを明記してあげましょう。
こういう風に書き込みましょう。
(2) I know the boy( )she loves ●.
↑下線部には「目的語」がない
ここまでよろしいでしょうか?
ここまで終わったら、ようやく( )の左を見ます。
( )の左は the boy ですね。
そうしたら↓この表を見てください。どこかで見たような表だと思います。
(A) (B) | 主格 (主語がない) | 所有格 (所有を表す語がない) | 目的格 (目的語がない) |
人 | who | whose | whom |
物か動物 | which | whose (of which) | which |
↑この表の(A)は最初に見たほうを表します。
…→「目的語がない」ですね。
次に表の(B)を決めます。
…→the boy は「人」の分類に入りますね。
(A)=目的語がない
(B)=人
これに当てはまるものを探すと…whom になりますね。これが正解になります。
つまり、
(2) I know the boy(whom)she loves.
が正解になります。
いかがでしょうか?
苦手な人は、ほぼ100%
(2) I know the boy(whom)she loves.
↑
ここができなかったはずです。
この(2)がどんな場合でもスラスラできる力を付けてください。簡単ではありません。何せ「そのイチイチその動詞(今回なら love)が自動詞なのか他動詞なのかを調べなければなりませんから。
でも、これは覚えてください。でないと、毎回関係詞でつまずくことになるのです。
よろしいですか?
まさに、ここが苦手な人が得意になれるきっかけのポイントになります。よろしいでしょうか?
続きは(今度こそ)木曜日です。