「高校の英語の授業を英語でしたら」の続きです。今回は具体例編です。
実際一部の私立高校では、英語で英語の授業は実践されているのです。
今回はその実際の現状がどうなのかをお伝えしたいのです。
私のSF仲間で、高校生の娘さんをお持ちの方がいらっしゃいます。
彼女の高校がまさに既に「英語で英語の授業されている高校」なのです。
彼女の高校は、「進学コース」「留学コース」などがあるようです。
(彼女自身は中学からの内部進学で高校で進まれたそうです)
なお、中学の段階から「英語で英語の授業」なのだそうです!
注目すべきは「留学コース」です。
中学からの留学コースへの進学者は当然「(その中学の中でも)英語好きな方ばかり」が進んだはずです。
なお高校部への留学コース進学の場合、英検3級が必須、できれば準2級が必須なのだそうです。
その留学コースはのカリキュラムはまさに、英語で英語を授業を推進する方が泣いて喜びそうな内容です。
・もちろん、英語で英語の授業
・高校1年1月から2年1月までオセアニアの高校に数名ずつに分けてホームステイ
どうです。そこの「英語を教え込みたい」親御さん。こういう学校に行かせたいと思ったのではないでしょうか?
どうです。そこの文部科学省の偉い方。こういう取り込みが理想と考えていらっしゃるのではないでしょうか?
現実はどうか
…
高校1年生の夏休み前で5人ぐらいが、授業についていけなくなって脱落。(一クラス27名)
彼女の友人3名が他の高校に転校。
せっかく入った高校で1年の夏休み前に転校ですよ!
彼女らは「英語が好きなのに、その英語についていけなくなって転校」ですよ!
大金叩いて入った私立なのに、1年の夏休み前に転校…
親も大変だろうし、娘さんも大変だと思います。その後の人生まで影響があると思いました。
これが理想の英語教育なのでしょうか?
少なくとも私にはそうは見えません。
私には「英語での英語の授業が悪い」としか思えません。
日本語の授業であれば、彼女たちは転校までにはいたらなかったと思いませんか?
どうですか? そこの親御さん?
なお、この高校生の彼女自身が、「英語での英語の授業」についてお母さんにこう言っているそうです。
「無駄だ」
続きは木曜日です。