苦手なりの受験英語(アルク版)

インタビュー(3)

インタビュア(以下Qと表示):あなたには英語を使おうとする意志はないんですか?
マウスバード(以下Aと表示):はい。もちろんです。やって楽しくないものを喜んで使いたがるほど、私はマゾではありません。
Q:……英語をもっと日本に普及させようとか考えたことはないんですか?
:全く逆です。英語を日本からどうにか無くせないかと考えています。なんでみんなさん英語を学びたがるのか私は不思議でたまりません。

Q:はあ……それではなんであなたは英語を教えているんですか?
:自分でも不思議です。ただ、苦手な人はほおって置けないんです。日本で今普及している英語の学習法は概ね「得意な人用」なんです。それを苦手な人がやるとどんどんオチこぼれるんです。だからそういう苦手な人は手助けしたいんです。
Q:おおそうですか! それはすごい!
:そうですか? そうでもないですよ。なにせ……
Q:なにせ……?
:英語が嫌いな人を救いたいと思っている反面、英語が好きで得意な人を奈落の底に沈めたい、と考えていますから。Ψ(`∀´)Ψ

Q:あなたにとって英語とはなんですか?
:不倶戴天の敵です。私に不幸しかもたらしません。人生最大の邪魔者、地獄の悪魔、諸悪の根源、疫病神、貧乏神、キングボンビー、ギガボンビー、それから、え〜と……
Q:もうけっこうです。ありがとうございました。

次回は月曜日の更新です。
 
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