だいぶまとまったが感じがありますね。やっと本格的なまとめに入ります。
今までの話を総合すると、次のようなことが言えるのではないでしょうか?
英語には(運動の才能のように)才能か関わっている。
英語の才能があふれる人がいる
・例文を暗記する能力に長けている。
・沢山の例文を覚えているので、色々なケースでも脳内でフォーマットが出来て、文法など知らなくても文が読めてしまう。
・逆にこまごましたこと(と思えること、すなわち【文法】)を考えることが苦手であり、不快である。
英語の才能が中程度にある人がいる(才能中間派)
・例文は苦しいかもしれないが、数語程度のまとまり(チャンク)ならば覚えられる。
・文法的な裏づけがあったほうが、チャンクを覚えやすい人もいるし、そんなものに関係なく覚えられる人がいる。
・簡単な英文であれば、覚えている(チャンク)を活用し脳内でフォーマットし、文法など知らなくても文が読めてしまう。
・複雑な英文の場合、上手く行かず困る。
・文法を不快に思う人、そうでもない人、どちらとも言えない人、などさまざまなケースの人がいる。
英語の才能がない人がいる
・例文はもちろん、数語程度のまとまり(チャンク)でも覚えることが苦手。不快で苦しい。
・例文をまったく覚えていないので脳内で、例文に基づくフォーマットが出来ない。
→そのため、このままだと数語程度の簡単な英文でさえ、内容を正しく理解できない。複雑な英文ならなおさらである。
・勉強しようと思ったときに、どうしてもこまごましたこと(と得意な人に言われてしまう部分、すなわち【文法】)を気にしてしまう。この疑問(すなわち文法的な疑問)が解決しないと気持ちが悪い。
という具合です。
端的に言えば、
・例文を覚えられる人は文法をやらなくても問題がない
・例文が覚えられない人は文法をやらなければならない
ということである、、、、
と私は考えています。
困るのは才能中間派の方々です。「例文を覚えるべきか、文法やるべきか?」という問題です。
才能中間派の方は、文法の学習を仮にやるとしても、細かい項目は覚える必要はないと私は考えています。
文法学習は、「同じ文法問題集を何度も解くこと」と、私は考えています。
中間派の方は、解きなおす回数が少なくて良い、と私は考えています。
ここで以前のログを紹介します。
↓ここで実は(中間派を含めて)皆様がどれだけ文法が必要なのかを既に話題にしていたのです。
文法の勉強の仕方(10)
↑ここに以下のような部分があります。
>----<↓引用ここから↓>------------------------------------
じゃあ(文法問題の解きなおしを)何回繰り返すべきか?
ここへ行ってセンスを計ってください。
↓ここで判定できます。
https://www.ye-study.com/page_for_tokubetsu/typehome-01/
結果のセンスによって回数を設定します。以下が公式見解です。
センス100 0回
センス80 1回
センス60 2回
センス60(文法必要型) 3回
センス40(文法より例文型) 4回
センス40(例文より文法型) 5回
センス20 6回
センス0 7回
概ねこの回数で良いと思います。
>------<↑引用ここまで↑>--------------------------------------
https://www.ye-study.com/page_for_tokubetsu/typehome-01/↑
このリンク先でセンス100や80の場合は、英語の才能があふれる方です。
これに当てはまれば文法が不要だと思います。
センス60や40は才能中間派です
これに当てはまれば、文法は中程度に必要と考えています。
センス20や0は、残念ながら英語の才能が乏しい人です。(ToT)
残念ながら? 多量の文法的な知識が必要であると私は考えています。
実は、上記のリンク先の項目には
・例文を覚えるのが
かなり得意 得意 普通 嫌だな 絶対いやだ! 苦痛以外の何物でもない!
・あなたは「例文を記憶」するのと「文法をしっかり学ぶ」のとではどっちがやる気がする?
といった質問があります。つまり、例文の記憶のしやすさで、「あなたにあった文法の学習方法」や「あなたに必要な文法知識量」を判定しているのです。
なお、リンク先を見れば分かるのですが、
センス80 の人には「文法必要量度10」と書いてあり
センス0の人には「文法必要度100」と書いてあるのです。
※ちなみにこのセンスチェックページは2003年2月28日の改定以来ず〜っと変えていません。
私は5年間同じ主張を言い続けたことになるんだなあw
このトピックはあと1回か2回にしたいと考えています。
明日はいつもの文法放送。この話の続きは月曜日です。