苦手なりの受験英語(アルク版)

反応の差と納得の差と説明の差(5)

さて、前回は、I go to school.のお話を。得意な人が(通常は読みっこないが)もしもちゃんと読んだ場合、どうなるか
という話でした。

この説明を納得いくのか? いかないのか?

実は「いかない」と私は思っているのです。

さて、実は今から保留していたコメントを復活させます。
このコメントが、得意な人の読んだ場合の端的な感想なのではないかと思うのです。

ここをクリックすれば見れるのですが、こちらでも改めて書くと。

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自動詞だからtoがくるわけじゃないですよ。
to がくるから、自動詞だって決めただけでしょ。 
こんな説明で納得できるのが理解できん。  

文法説明なんてすべて後付けでしょ。 
自動詞、他動詞、なんてほとんどの教師が説明してますよ。
その説明に僕は全く納得いきませんでしたけど。 

辞書にのってるだろ・・・  で納得できるのが笑いです。
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というものです。

で付け加えたお返事は以下です。
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>自動詞だからtoがくるわけじゃないですよ。
>to がくるから、自動詞だって決めただけでしょ。 

定義づけの話としては、そのとおりでしょう。
ですが実際に、自動詞の後に目的語がほしいときに前置詞がいる事実は変わらないと思います。

>こんな説明で納得できるのが理解できん。

おおそうですか! 私は納得できました!
逆に
>自動詞だからtoがくるわけじゃないですよ。
>to がくるから、自動詞だって決めただけでしょ。 
と言われても、私は「I go to school.」はなぜ go の次に to がくるのか、全く納得できません。
あなたは納得するのでしょうか? (たぶんするのではないでしょうか? でないとそうは書きませんよね?)

>文法説明なんてすべて後付けでしょ。

後付けだと納得材料になりえないのでしょうか?
たぶんあなたにとってはならないのでしょう。
でも私にとっては納得材料になったのです。
だって実際私はそれで納得したわけですから。
納得したのですから、それ以外にはなりえません。

>自動詞、他動詞、なんてほとんどの教師が説明してますよ。

あなたはこのことを詳しく調査したんでしょうか?
私はしました。英語が得意な人と話すとき、チャンスがあるごとにこれをいつも聞いていました。大学の頃であれば英語部(ESA)の皆様、またその後も色々な方に「自動詞他動詞を教わったか」聞いて回りました。お返事は「<自動詞・他動詞>は言葉として聞いたことはある。ただしっかり習った覚えはない。少なくとも自分はその定義を知らないw。自動詞他動詞の定義がそんなに重要なのか? そんなん知らなくても英語は喋れる!(実際彼らはペラペラ&頼むから文法の話をするなと言われる)」というものばかりでした。
(手前のコメントにも書きましたが)塾の講師をしていたとき、自動詞他動詞の定義をきちんと答えらた高校生はまずいなかったでした。
もちろん自分自身を振り返っても「自動詞、他動詞の説明」を中学高校の教師の口から聞いた覚えはありません。

>その説明に僕は全く納得いきませんでしたけど。

あなたが納得いかないことは分かりました。
しかし私は完璧に納得いきました。
自分が納得した事実説明を過不足なく書いてみました

>辞書にのってるだろ・・・  で納得できるのが笑いです。

私はなんの過不足もなく納得できました。
それ以上でもそれ以下でもなく、ピッチリと納得できました!
私はあなたに笑われる説明で納得できて、そこからやっと英語が得意になれたのです。
いくら笑われても「私は、ここに書いた説明で納得し、そのお陰でやっと英語が得意になれたという事実」は変わりようはありません

もしかしたらですが、あなたは「私がこの説明で納得した事実」を曲げようとしているのでしょうか?
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つまり、「(英語な苦手だった)私が納得した説明」で、彼は納得できない。
そして、肝心なのはここ

もしかしたら、私の説明について、彼は「この説明で納得する人は誰もいないだろう」と思っているのではないでしょうか?

明日は文法授業を行います。次回は月曜日の更新。次回はワイルド★ダックさんからいただいた(やっぱり納得できなかったという)感想を紹介します。
お楽しみに。

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