苦手なりの受験英語(アルク版)

受験英語とは何か?(5)


英文解釈の取り組み方についてのお話です。

気をつけたいのは「取り組み方」であって、勉強法の話ではありません。
もし「英文解釈の勉強法」について知りたい場合は「こちら(「苦手な人の英文解釈勉強法(1)」)へ!

今回のログは「受験勉強でどのように英文解釈」が取り組まれるのか、という話です。

予備校の英語の講座でメインとなるのは「英文解釈」の授業です。私の出身予備校の場合、週に5コマの英語の講義がありましたが、そのうち3コマが「英文解釈」でした。(残り2つが英文法でした)
英語はその5分の3の時間が英文解釈に当てられていた予備校ということです。
これは他の予備校に比べれば少ない割合ではなかったでしょうか?
予備校によっては「英語の授業は100%全部英文解釈の授業(文法は自宅で勉強しやがれ!)」というところもあると思います。

ここでちょっと考えてほしいことがあります。
「なぜにこんなに英文解釈ばかりの授業があるのか?」
ということです。

私の予備校時代(早稲田コース)を振り返れば、
模試や過去問なども含めれば、1年間で約150の長文を読みこなしたと思います。
英語が嫌いな私からすれば、「よくもまあこんなに沢山の英文を読んだものだ」と卒倒するような量です。

「なぜにこんなに英文解釈ばかりの授業があったのか?」
わかりますか?

答え:「それだけの量をやらないと合格に必要な長文読解量が足りないから(英語が好きで得意な人を除く)

要するにスポーツに置き換えれば「練習」です。
野球で言えば、練習しないで試合の臨めば、
・守備ではエラーばかり
・投球ではボールばかり、上手くストライクを投げれば打たれてばかり
・打撃では三振ばかり
となるのは目に見えているでしょう。これでは試合に負けるでしょう。

たとえ技術や才能が伴っていても、練習が足りなければ、試合でその力が上手く発揮されない、というわけです。
技術や才能がない人は、才能がある人より練習が必要だと思いませんか?

これを受験英語に置き換えます。
私のような英語アンポンタンが、自由自在に英語を読みこなせるようになるためには相当な「練習量」が必要だと思いませんか?
残念ながら、予備校生の多くは現役で大学に行けなかった人たちなのです。才能が高かったとは言えない人がほとんどです。

だから、予備校はその人たち向けに「合格に足りるだけの練習量」を提供してくれるわけです。

ちなみに私は当時「年間150文ぐらい読みこなさないと早稲田には程遠い」と言われました。で、素直にその量をきちっとやったから合格したのです。

だから、受験勉強の英語の授業は、ほとんどで「英文解釈」ばかりやるわけです。
こういう学習を「多読」と呼びます。受験英語には「多読」が必要なのです。

ちなみに、「英語がものすごく好きでものすごく得意な人」は、受験期を迎えてもそれほど多読の必要がないです。
なぜなら、「彼らは気付かないうちに既に多読を終わらせている」から…

街にある英文にすかさず目が行く。
・その英文の意味を考えたり、人によっては上手い意訳例を考えたりする
・ほおって置いても英語ばかり読む
という習慣が彼、彼女らにはある
のです。

ところが私のような英語嫌い人間は、英文があれば目を背けてしまうのです。
したがって、私のような英語嫌い人間は、予備校のようなところで、「無理やり」沢山の英文解釈をする経験を積まなければならない、ということになります。私のような人間は、ほおって置いたら、英文をまず読まないのです。

でも、英語嫌い人間は英語が嫌いなんで、「少ない読解量」でなんとか受験を突破したがります。
残念ながら「それは難しい」と私からは言っておきます。
今はまだ4月です。
自分の英語力に自信がない受験生は、じくじく英文解釈量を増やすことを考えられては、と思います。

受験英語は「英文解釈」命なのです。

今回のシリーズは以上です。次回(月曜日)は1回、雑談を入れましょう。

※「受験英語とは何か?」は追加でもう1つログを「雑談」の形で1つログを掲載しました。それはこちらにあります。

次回は「先生の必要性と自分のペース」と題したシリーズにしましょう。こちらは来週木曜日からはじめます。
明日は金曜日なのでいつもの文法授業があります。よろしくお願いします。m(_ _)m

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