今回は「私のような英語の才能がない人はどうして英語ができないままか」という話題です。
これを「才能がある人の見解」を交えて、書いてみたいと思います。
前回の1番最後で、才能がある人の意見を載せました。それは
「英語は簡単な英文から慣れればできるようになるよ!(^^)」
というものです。ええ、そうなんです。彼らは簡単な英語から慣れ親しんで英語ができるようになったのです。
ですが、私のような才能がない人は真逆なのです。つまり
才能がない人は「英語は簡単な英文ですら慣れること」が不可能なのです。
これはぜひ才能がある人に知って欲しい事実です。
たぶん、才能がある人は↓こう考えています。
「え〜〜 なんでもそうだけどさあ、易しいやつからやればできるじゃん! 中学校からそういう風に英語のカリキュラムってできているじゃん それでできないはずがないじゃん」
と。
今回はその意見を覆すためだけのログにします。
次の英文を見てください。
What is war?
たった3つの単語の英文です。この英文の訳例を作ってください。
たぶん普通以上の才能がある方なら、「はあ? なんでこんな超〜〜単純な英語の訳例なんか聞くわけ?」と疑問に思うでしょう。
答えは聞くまでもなく「戦争って何?」ですね。超やさしいですよね。
ですが、私のような英語の才能がない人は、これすら大きく誤訳する可能性があるのです。
実はこの英文は、私が昨年受け持った生徒(高3)の1人に出題した問題です。
彼は私と同じくらい英語の才能の持ち主でした。
彼がなんという訳例を作ったか当ててもらえませんか?
彼が作った訳例は…
「何戦争ですか?」
です。
どうですか? これが私のような英語の才能がない人の発想です。
あなたは、私のような英語アンポンタンの場合「英語は簡単な英文から慣れればできるようになる」と思いますか?
英語の才能がない人は
「What is war?」のようなものすごく簡単な英文さえ意味を間違える。
↓
易しい英文ですら間違えまくる。
↓
易しい英文さえ慣れることができない。
↓
仮に英語の先生に相談すると「易しい英文から慣れろ!」とか言われる。
_|‾|○ どうすりゃイイんだよ…
↓
どんどん英語が長く、難しくなる
↓
どんどん英語が嫌いになる
↓
困りまくる><
という具合です。
大学受験は待ってくれないので、なんとかしなくてはならない。
で、このときに英語が超〜お出来になる英語の達人から↓このようにアドバイスされます。
「英語は簡単な英文から慣れればできるようになるよ!(^^)」
言った本人には当てはまりますよ。ええ。
ですが私みたいな英語アンポンタンは当てはまらないと思いませんか?
正直「英語は簡単な英文から慣れればできるようなる」と私にアドバイスをくれた方々は沢山いました。しかし私にはみな「??」にしか思えませんでした。
だってそうでしょう? そこの英語が大好きで数学が嫌いな方! あなたは算数が得意だった?
算数だって易しいものからやったはずですよ! 小学校からゆっくりと。
「え〜〜 なんでもそうだけどさあ、易しいやつからやればできるじゃん! 小学校からそういう風に数学のカリキュラムってできているじゃん それでできないはずがないじゃん」
で、その結果あなたは数学が出来るようになったでしょうか? どうですか?
算数・数学こそ、あなたは易しいものができなかったら嫌いになったのではないのですか?
なぜそれをあなたは英語に当てはめて考えてくれないのでしょうか?
英語ができない人は「易しいものができなかったから嫌いになり、それが原因で、いつまでたっても英語ができないまま」なのです。
What is war? を「何戦争ですか?」と訳した彼は、中1ではなく高3なのです。
明日はいつもの文法放送です。この続きは月曜日です。